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日本のご家庭でもよく食べられるミカン(蜜柑)は、冬の時期を代表する柑橘系の果物です。ミカンの花は5月頃に見頃を迎え、白色の可愛らしい花を咲かせます。温暖な気候を好む植物で、日本では主に関西や四国、九州地方などで多く栽培されています。
今回は、ミカンの花言葉や特徴などについてご紹介していきます!
ミカンには、「純粋」「愛らしさ」「結婚式の祝宴」などの花言葉があります。西洋では花嫁が結婚式でオレンジの花を髪飾りに使用する風習があることに由来し、3つの花言葉が付けられました。
ミカンには、木と実にもそれぞれ素敵な花言葉があります。ミカンの木の花言葉は「寛大」「気前のよさ」、そしてミカンの実には「美しさ」「優しさ」という花言葉があります。ミカンの木の花言葉は、木に沢山の果実が実ることが由来とされています。
どれも良い花言葉ばかりなので、出産祝いや母の日などのプレゼントとして贈ってみてはいかがでしょうか。
ミカン(蜜柑)は室町時代に中国から渡来し、他の柑橘系に比べて甘かったことに由来します。まるで蜜のように甘い果物という意味で、蜜柑と呼ばれるようになりました。
ミカンの学名である「Citrus」は、ラテン語でシトロンを意味する 「citrus(キトルス)」が由来です。シトロンとは、ミカン科の常緑低木という意味です。
英名は「Orange」であり、インドのサンスクリット語である「nagarunga(ナガルンガ)」が語源だと言われています。ヨーロッパに伝わった時にフランスで「Orange(オランジュ)」という言葉に変化し、そのまま英名になりました。
ミカンは、柑橘系の常緑低木です。開花時期は5月頃で、白色の花が約2~3週間咲きます。花径は約3cmで、ジャスミンのような爽やかで甘い香りが漂います。柑橘系に含まれる「リモネン」と呼ばれる香り成分には、疲労の軽減やリラックス効果などがあります。
ミカンの果実は、10月~12月頃に収穫されます。1本の木に多くの果実を実らせることから、子孫繁栄の象徴としても知られています。ミカンの皮は、「フラベド」という外果皮によってオレンジ色に見えています。
ミカンには「ビタミンA」、「ビタミンC」、そして「カリウム」などが豊富に含まれており、血行の流れを良くする働きがあります。その他、ミカンに含まれる「ペクチン」はコレステロールの吸収を抑制する働きがあり、肥満や高血圧などの生活習慣病を予防する効果があります。
ミカンは、日本国内で収穫されている柑橘系の品種では約80種類以上あります。品種によって、果実の大きさや味などはさまざまです。
鹿児島県原産のミカンで、日本で一番多く栽培されている品種です。木の高さは4m~5m程度、果実の大きさは約5cm~10cmです。温州みかんという名前は、その当時柑橘類の産地で知られていた中国浙江省温州にちなんで名付けられました。
正式名称は「不知火(しらぬい)」と呼ばれ、1972年に「清美」と「ポンカン」を交配させて誕生した品種です。糖度13度以上、クエン酸1%以下など一定の基準を満たしたものがデコポンと呼ばれ、流通しています。元々は熊本県原産で、甘くて濃厚な味が特徴です。
愛媛県が主な原産地であり、「伊予柑」という名前は1930年に伊予国にちなんで付けられました。ミカン類とオレンジ類の自然交配によって、偶然誕生した品種であると言われています。ビタミンCが豊富に含まれ、疲労回復や高血圧などの予防に効果があります。
江戸時代末期に広島県で原木が発見されたことがきっかけで、栽培が開始されました。皮は黄色くて厚みがあり、独特の酸味と苦みがあるのが特徴です。「はっさく(八朔)」の名前は旧暦の8月1日(八月朔日)に由来し、昔はその時期から食べられていたようです。現在の旬の時期は、2月~3月頃です。
日本人にとって親しみがあるミカンは、そのまま食べられるだけでなく、ジュースや料理などでも楽しむことが出来ます。ミキサーにかけて100%ジュースにして飲んだり、サラダやマリネなどの料理に使うのも良いでしょう!デザートであれば、ミカンタルトなどで美味しく召し上がれます。ミカンジャムを作れば、パンに付けて美味しく食べられます!
ミカンは風邪予防などの効果があり、冬の時期にはぴったりな果物です。子どもにも人気がある果物なので、家族にミカンを使った料理を作ってあげるときっと喜ばれることでしょう。ミカン科には数多くの品種があるので、お好きな柑橘系の品種を使用してジュースや料理などでぜひ楽しんでみましょう!
Lily