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バナナ(甘蕉)は、東南アジアに生息している熱帯果実です。常緑多年草で、日本でも果物として親しまれています。温暖な気候を好む植物で、日本では沖縄や小笠原諸島などを中心に栽培されています。バナナは品種が多く、味や食感などもさまざまです。
今回は、バナナの花言葉や特徴などについてご紹介していきます!
バナナの花言葉は、「風格」です。バナナの葉はとても大きく実を付けて堂々とした様子から、風格という花言葉が付けられたようです。まさに、バナナにふさわしい花言葉と言えるでしょう。
「バナナ(banana)」という名前は、アラビア語で指を意味する「banan」や、西アフリカの言語であるギニア語で複数の指という意味がある「banema」が由来という2つの説があります。房の形が手を広げたようであることから、名付けられました。
バナナの学名は「Musa acuminata」であり、「Musa」は16世紀に活躍したイタリア人の医師、植物学者であるラッサヴォーラ・アントニオ・ムサの名前が由来とされています。
別名は「実芭蕉(ミバショウ)」とも呼ばれ、芭蕉は漢名です。実が生るバショウ(芭蕉)であることが由来です。
バナナはインドやマレー半島など東南アジア原産の植物で、常緑多年草です。バナナの栽培は、パプアニューギニアが起源だとされています。開花時期は5月~10月頃で、初めに大きな赤紫色の苞葉が出来ます。徐々に苞葉が開いていき、その内側には赤と黄色の複色のような小さな花を咲かせます。実の先端に付いている花は、次第にバナナの実へと成長していきます。
バナナの木は耐暑性に優れていて、20度~30度の環境で育てることが出来ます。日本では、沖縄や小笠原諸島などがバナナの栽培に適している地域です。最低気温が0度でも耐えられますが、その場合は出来れば暖かい室内で冬越しさせることで果実が収穫出来ます。バナナは木のように見えますが、実際は草に分類され、草丈は2m~10m程度です。葉は大きく独特な形をしていて、国や地域によってはバナナの葉で材料を包んで蒸したり、お皿の代わりに使用されています。
バナナは世界中に約300種類以上あり、主に生食用と料理用に分類されます。
三尺(さんじゃく)バナナはマレーシア原産で、草丈が1m程度のわい性です。台風の被害を受けにくいため、ご自宅でも育てることが出来ます。味は濃厚で酸味があり生食でも美味しいですが、冷凍バナナにしてアイスクリームと一緒にミキサーにかけると、とても美味しく召し上がれます。
生食用として、世界的にもポピュラーなバナナの品種です。日本でスーパーなどで販売されている一般的なバナナです。
葉や実などに白い斑が入る品種で、草丈は約4~5mです。斑入りバナナはハワイの品種であり、昔は王族以外は食べることが出来ないバナナでした。
バナナには、カリウムや食物繊維、ビタミンなどの栄養素が豊富に含まれています。カリウムはむくみや高血圧などの解消、食物繊維は便通の促進やコレステロールの吸収を抑制する働きがあり、健康にも非常に良い食べ物です。
日本に輸入されているバナナは約8割がフィリピン産で、その他は台湾産などのバナナもあります。日本ではバナナの実が販売されていますが、国や地域などによってはバナナの花も食べます。品種によって味や食感なども違うので、ぜひさまざまな種類のバナナを食べてみることをおすすめします!
Lily