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種類が多く、様々な色や咲き方を楽しむことができるサイネリア。冬の鉢植えの花としても有名で、かわいらしい花です。
今回は、サイネリアの花言葉や種類、特徴を紹介していきます。
サイネリアはキク科のペリカルリス属の植物です。本来は多年草の植物ですが暑さに弱いため、日本では1年草として扱われることが多く、冬から春の間の鑑賞用の鉢花として親しまれています。
花色は非常に豊富で、青や紫、白やピンク、複数の色が混ざったものなど様々な品種があります。花の大きさも花径3cmほどの小さなものから、花径8cmを超える大輪のもので幅広く栽培されています。放射状の花をこんもりと集めるようにして咲くのが特徴です。
サイネリアの花言葉は「快活」、「愉快」、「喜び」などがあります。
これらは、サイネリアが冬の時期に明るく元気な花を咲かせることが由来となっています。
イギリスなどでは花束のプレゼントとして、「すぐに快復して、元気になって」という意味を込めて、サイネリアが病人に贈られることもあります。
サイネリアの花言葉には怖い意味があると不安に思われる方がいるようですが、実際には怖い意味はついていません。
また、サイネリアには色別でも花言葉があるので紹介していきます。
サイネリアの原産地はカナリア諸島で、野生では約14種類ほどありますが、品種改良によって豊富な花の色や形を持つようになり、園芸品種では約2000種類ほどあるとされています。
人気がある品種としては、北アメリカで品種改良された「サイネリア・ケイカ(桂花)」や、大輪で豊富な花色がある「サイネリア・ティア」、小輪品種では「アーリー・パーフェクション」などがあります。
サイネリアはカナリア諸島が原産の植物です。サイネリアという名前は旧属名が由来となっており、現在ではキク科のペリカルリス属に分類されています。
現在、園芸品種として栽培されているものの多くは、ペリカルリスのクルエンツス、エリティエリ、ポピュリフォリウス、トゥシラギニスの4種が交配されたものとなっています。
そのため、学名ではラテン語で「ペリカルリスの交配種」という意味を持つ「Pericallis hybrida」という名前がつけられています。
園芸品種の多くは草丈が低く、花が球状に集まって咲くのが特徴ですが、「サイネリア・ケイカ」や「セネッティ」のように草丈が自然種に近い園芸品種もつくられるようになっており、背が60cmを超えるものは「木立ち性サイネリア」や「セネシオ」と分けられて呼ばれることもあります。
サイネリアは日本でももともとは英名と同じ「シネラリア」という名前で呼ばれていましたが、「死」をイメージさせるような響きであったため、現在では「サイネリア」という呼び方で一般的に流通しています。
また、和名では縁起の悪いイメージを払拭するため、「富貴菊(ふうきぎく)」、「富貴桜(ふきざくら)」といったサイネリアのボリューム感のある華やかさをイメージする名前がつけられました。
このような経緯から、日本では御見舞や祝い事などの贈り物としては相応しくないとされているため、プレゼントとしてサイネリアを贈る際には注意が必要です。
とはいえ、イギリスでは日本とは逆に、病気の快復や健康というメッセージを込めて病人などにプレゼントで贈られることが多く、「シネラリア」の名前を知らない若い方へのプレゼントや外国人の方へのプレゼントでは問題もなさそうですね。
サイネリアはキク科の植物で、仏花の印象がありますが、アレンジメントとして楽しむことが出来ます。
種類が多いため様々な色、姿で色とりどりのアレンジメントを楽しめますので、みなさんもやってみてくださいね。
GreenSnap編集部