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ノブドウには、ブドウという名が入っていますが、こちらはいわゆるスーパーで売られているブドウとは違うのでしょうか。このページではノブドウの花言葉や、名前の由来、ノブドウの基本情報などについてご紹介しています。
美味しそうな名前ですが、食べられるのかどうかについても記載していますので、ご参照ください。
ノブドウの花言葉は「慈悲」、「慈愛」、「人間愛」です。
ノブドウは後述しますが、食用には向きません。しかしブドウと聞くと、やはりあの果物のブドウを想像するかと思います。ブドウは人間とは古くからかかわりがあり、空腹を満たしてきた植物。そのことから「慈悲」、「慈愛」、「人間愛」とつけられたのではと考えられます。
また、キリスト教では、ブドウ酒はキリストの血とされます。そのことからもこのような花言葉がつけられたと考えられます。
地域によって、ノブドウの呼ばれ方が異なり、「イヌブドウ」、「カラスブドウ」と呼ばれることがあります。植物界では、「イヌ」とつく名前のものが多くあります。これはいわゆる「犬」という意味ではなく、「劣った」、「小さい」という意味。
ノブドウは普通のブドウと比べて食べることができず、実も小さいことから「イヌ」とつけられたと考えられます。
ノブドウを漢字で書くと「野葡萄」です。これはノブドウの生息地に由来しています。藪(やぶ)や空き地などに自生するノブドウ。いわゆるブドウと異なり、ノブドウは都市部の空き地などでも見ることができるのです。
そのことから、野原でも見ることができるブドウ、野生のブドウということで「野葡萄」という名がつけられました。
ブドウというとやはり実がメインとなりますが、もちろん花も咲きます。ノブドウの花は、7~8月に咲きます。花はとても小さく1センチにも満たないほど。花は黄色、黄緑色をしていて花弁は5枚です。茎の色に近い色をした花のため、花はあまり目立ちません。やはりノブドウの観賞価値があるものは、花ではなく実と言えるでしょう。
花期が終わると、ノブドウは白い実をつけ、実は熟すと、青や紫に変わります。いわゆるブドウのように房状には実がつかない特徴があるノブドウ。こちらの実はブドウのようにうまみはなく、食用には向きません。
まずいだけではなく、虫が寄生することでも食用に向かないとされるのですよ。ノブドウには「虫こぶ」が作られます。虫こぶとは、虫えいとも呼ばれるもの。植物にできるこぶのようなもので、虫が寄生してできるものです。ノブドウの実を割ると中から虫がでてくることがあるため、食用に向かないともされます。
ノブドウの利用方法としては、お酒やお茶があります。これには、肝臓病や白血病に良いと言われています。
ノブドウは鑑賞用として育てられることがありますが、漢方としても利用されます。ノブドウの果実を焼酎につけるノブドウ酒やノブドウの葉を乾燥させて茶葉にしたノブドウ茶が利用されることも。
先述したように肝臓や白血病に良いと信じられています。ご自宅で育てたノブドウで、お酒やお茶を作ってみませんか。
GreenSnap編集部