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セツブンソウという変わった名前の植物。こちらは節分と関係があるのでしょうか。このページではセツブンソウの花言葉と花の特徴などの基本情報についてご紹介しています。
セツブンソウの花言葉は次のようなものがあります。「気品」、「光輝」、「微笑み」、「人間嫌い」です。
セツブンソウは1株につき花は1つのみ。たくさん花をつけないという特徴があります。そのことが、気品あるれるように見え、「気品」という花言葉がつけられたと考えられます。
また、黄色いしべのように見えるものは、蜜槽と呼び、蜜を分泌する腺のことです。こちらは黄色い冠のようにも見えます。そのことから「光輝」(こうき)という花言葉がついたのではないかと考えられます。
セツブンソウの背丈は低く10センチ程度。決して目線の高さにはありませんが、足元に小さく咲くセツブンソウはまるで微笑みをかけてくれているよう。そんな様子からも花言葉がついたのではないでしょうか。
「人間嫌い」という花言葉は少々変わっていますよね。これは節分の鬼にちなんでいるのではないかと考えられます。毎年、節分の日に人間に豆を投げつけられる鬼。人間を憎む気持ちを想像して、このような花言葉がついたと想像できます。
セツブンソウは「節分草」と漢字で書きます。その名のとおり、節分の時期(2月)に開花することから名前が付けられました。学名である「Eranthis」は「春の花」という意味。セツブンソウの花期は2~4月。早春から咲くことが特徴であるため、このような学名がつけられたのでしょう。
セツブンソウの花の色は白。2~4月に2センチほどの大きさの花を咲かせます。節分の時期に咲くイメージがあるセツブンソウですが、お庭など屋外に地植えする場合は開花が遅れることがあります。そのため、節分の時期にセツブンソウがまだ咲いていないということは珍しくはありません。
花弁は5枚に見えますが、この花弁に見えるものは実はガクです。つまり葉が変形したものということ。セツブンソウは1つの茎に対して1つの花を咲かせるという特徴があります。そのため、群生していないと地味に見えることも…。
花の中心には黄色いしべのようなものが確認できます。こちらは元々花弁だったものです。退化してこのような黄色のしべ状になりました。紫色のものが雄しべ。セツブンソウは白、黄色、紫があり、よく見ると実はカラフルなことがわかります。
セツブンソウのなかには、「キバナセツブンソウ」という種類があります。こちらは名前からもわかるとおり、黄色い花をつけるのが特徴です。
また、オオバナキバナセツブンソウという植物もあり、こちらも黄色い花を咲かせます。特徴は基本種であるセツブンソウと比べて大きな花を咲かせること。日本国内で流通しているキバナセツブンソウはこのオオバナキバナセツブンソウとの交雑種が多いです。
セツブンソウは、節分の日の誕生花でもあります。誕生花とは、生れた月日にちなんだ花のことです。節分の日、つまり2月3日の誕生花とされるセツブンソウ。
しかし、節分は実際には2月3日とは限りません。立春の前日が節分の日となります。過去長い間、立春が2月4日だったため、節分が2月3日となっていましたが、異なる年もあるのです。
しかしながら、セツブンソウの誕生花は2月3日に固定されています。これは一般的に節分の日が2月3日だと考えられているからです。節分の日にセツブンソウを愛でて楽しんで下さいね。
GreenSnap編集部