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カロライナジャスミンは、4月~6月頃に見頃を迎えるつる性植物です。ジャスミンのように芳香があり、明るい黄色の花を咲かせます。お庭ではフェンスやアーチなどに誘引することで、素敵な雰囲気になります。綺麗なカロライナジャスミンですが、毒性があるため誤って口に入れてしまうと危険な植物です。
今回は、カロライナジャスミンの花言葉や特徴などについてご紹介していきます!
カロライナジャスミンの花言葉は、「甘いささやき」「長寿」「素直」「気立ての良さ」などがあります。甘いささやきという花言葉は、ジャスミンのような甘い香りが漂うことが由来だとされています。また、原産国のアメリカでは抗がん作用や喘息などに効果がある医薬品として使用されていたことから、長寿という花言葉が付けられました。
元気な印象があるカロライナジャスミンは、母の日や敬老の日などの贈り物として最適です!
カロライナジャスミンという名前は、アメリカのノースカロライナ州やサウスカロライナ州に自生していて、芳香があることが由来です。ジャスミンという名前が付いていますが、モクセイ科のジャスミンとは別の植物です。
属名である「Gelsemium (ゲルセミウム)」とは、イタリア語でジャスミンの意味がある「gelsomino(ジェルソミーノ)」が語源とされています。
英名では、「Yellow jasmine」や「Carolina jasmine」などと呼ばれています。和名は、英名のCarolina jasmineをそのまま使用しています。
カロライナジャスミンは、アメリカやメキシコを中心に分布するつる性植物です。開花時期は4月~6月頃で、鮮やかで黄色い花を咲かせます。つるの長さは約3m~7mで、葉の大きさは6cm~7cm程度です。花径は約2cmで、一重咲きと八重咲きの品種があります。
カロライナジャスミンは日当たりの良い環境を好むため、半日以上は日に当てて育てるようにしましょう。耐寒性には比較的強いですが、冬の時期は室内で管理するようにしましょう。1月頃につぼみが付きますが、花が咲くまでに時間がかかるため、開花時期までゆっくり待ちましょう。
カロライナジャスミンは「ゲルセミン」という有毒成分を含んでおり、誤食するとめまいや呼吸麻痺、そして血圧降下などの中毒症状を引き起こします。ジャスミンに似ていることから、ご自宅で栽培していたカロライナジャスミンをハーブティーとして使用してしまい、中毒症状を引き起こしたケースもあります。マチン科は有毒植物が多く、特にマチンは南アメリカでは狩猟の毒矢として使用されてきました。綺麗な花のカロライナジャスミンですが、ご自宅で栽培する際は、誤食しないよう十分注意するようにしましょう。
鮮やかな黄色い花のカロライナジャスミンは、ご自宅のお庭の雰囲気を明るくしてくれます。つる性植物のため、フェンスやアーチ、トレリスなどに誘引させて適度に広げて絡ませてあげると良いでしょう。カロライナジャスミンのつるを対象の建造物などに絡ませるようにすることで自然と巻き付き、容易に誘引することが出来ます!
毒性のあるカロライナジャスミンですが、口にしなければ楽しく観賞することが出来ます。園芸初心者の方でも育てやすい植物なので、ご興味があればぜひご自宅でカロライナジャスミンを育ててみることをおすすめします!
Lily