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夕顔(ユウガオ)は、夏の夕方に花を咲かす植物です。黄昏壮(タソガレソウ)とも呼ばれることから、どこか儚い植物を連想する人も多いと思います。実は、朝顔や昼顔とは異なる種類の植物であり、かんぴょうの原料にもなる植物なのです。
日本でも歴史は古く、各地での郷土料理として親しまれていたり、枕草子や源氏物語などにも登場してきました。この記事では夕顔(ユウガオ)の花言葉を中心に、種類などご紹介します。
[別名] タソガレソウ(黄昏草)、カンピョウ(干瓢、乾瓢)
科・属:ウリ科ユウガオ属
性質・分類:蔓性一年草
原産地:北アフリカ、インド、熱帯アメリカ
出回り期:7~9月
開花時期:7~9月
花色:白色
用途:鉢植え、地植え
夕顔は、ウリ科の植物でつる性の植物です。細長い実をつけるナガユウガオと、丸い実をつけるマルユウガオに大きく分類されます。夏の夕方に花を咲かせ、翌朝にはしぼんでしまう事から夕顔という名前が付きましたが、類似の特徴を持つ朝顔、昼顔、夜顔とは、同じ植物の仲間ではありません。
夕顔はひょうたんと同じ仲間で大きな実をつける植物です。この実を加工したものがかんぴょうになります。
夕顔の全般的な花言葉は、「はかない恋」「夜の思い出」「魅惑の人」「罪」という意味を持っています。
ここでは代表的な由来をご紹介します。
夕方にきれいな花を咲かせても、夜には枯れてしまうその儚さ極まる性質からこの花言葉が付きました。是非みじゅい会ひと時でも、恋人と鑑賞したいものですね。
源氏物語に登場する、夕顔の君に由来します。夜に妖艶に表れる女性を例えています。
夕顔はウリ科の植物で、朝顔、昼顔、夜顔はヒルガオ科の植物です。植物としては、異なる分類になリます。
朝顔の花言葉は「はかない恋」「固い絆」「愛情」です。
昼顔の花言葉は「絆」「友達のよしみ」「情事」です。
夜顔の花言葉は「夜の思い出」「妖艶」です。
夕顔はひょうたんの仲間になります。食用としても種類がいくつかあります。ここでは、代表的な種類をご紹介します。
太さ20cm、長さ80cmにもなる品種です。煮物などにして食されます。
主にかんぴょうの材料として使われる種類です。直径30cm、重さ20kgにもなります。
総生産量の95%を占める栃木県で、主流の品種として育てらてれいます。病気に強く、農薬を使わなくても育ちます。
夕顔は観賞用だけでなく、食べることが出来ます。実を細長く剥いて加工したものがかんぴょうになります。日本各地の郷土料理としても食されていて、炒め物、生で、汁物にいれるなど、幅広く食されています。
夕顔は、病気にもなりにくい丈夫な性質の植物です。家庭菜園を行っている人には、ちょっと変わり種としてチャレンジしてみるのも良いかと思います。ただ、家庭菜園をする広めの面積が必要になりますので、収穫された実や加工された食品をプレゼントするのが現実的でしょう。
夕顔の花言葉に思いを寄せて、食品としてプレゼントしてみませんか?
GreenSnap編集部