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ウサギゴケとは愛らしい名前ですが、なぜその名が付いたのでしょうか。ウサギゴケの花言葉や基本情報、花の特徴などをご紹介します。コケのようですが、コケではなく花も楽しめます。興味のある方はぜひチェックしてみてくださいね。
ウサギゴケの花言葉は、「夢でもあなたを想う」です。とてもロマンチックな花言葉。大切な相手へのプレゼントにも良いかと思います。ウサギゴケの花の姿はウサギのよう。
ふんわりとした毛が特徴のウサギ。そのことからも柔らかで温かみのある花言葉がつけられたのでしょう。
ウサギゴケは210~1200メートルの垂直な岩場に自生します。なかなか人間の生活圏ではない場所に自生しているウサギゴケ。そのため、その存在を知られたのは近年になってから。1865年にイギリスの植物学者によって発見されました。
ウサギゴケという名前。「ゴケ」とついているので、苔だと思われる方も多いでしょう。しかし、こちらはコケではありません。タヌキモ科に属する植物で、ガーデニングにも愛用されています。花も咲くのですよ。
ウサギという名は花の姿から。花はまるでウサギの顔のように見えることからウサギゴケという名前がつけられました。ウサギゴケは小さな葉をつけることから、見ためがコケに似ています。そのことからもウサギゴケと呼ばれるようになったのです。
学名の「Utricularia」は「小さな皮袋」という意味。ウサギの顔からは皮袋は想像できませんよね。なぜこのような学名がついたのでしょうか。これにはウサギゴケの根の特徴が関係しています。
ウサギゴケには、皮袋のような捕虫袋があるのです。これを利用して、地中の虫などを取り込みます。
ウサギゴケの特徴はやはりその花の姿と言えるでしょう。ウサギの顔のような花を咲かせます。花は小さく1センチほど。淡い紫、白い花を6月に咲かせます。また、ウサギゴケには11月に咲く種類もあります。
ウサギゴケには食虫植物という特徴もあります。しかし、いわゆるハエトリグサのように虫をとらえる姿は確認することができません。地中で捕虫するのです。ウサギゴケの根には、捕虫袋と呼ばれる器官があります。そこで近づいてきた虫をとらえるのです。捕虫袋に虫が近づくと、ぱかっと袋が開いて、虫を取り込む仕組みになっています。
食虫植物は奇怪な見ためをしたものが多いですが、ウサギゴケは愛らしい姿。さらに、虫を捕らえる様子を普段観察することができないことからも、食虫植物と知らない方が多いと言えます。
ウサギゴケには、アオウサギゴケという仲間があります。ウサギゴケの花の色は白ですが、アオウサギゴケは薄紫色。こちらは、花期も11月なのです。涼し気な薄紫のウサギのようなお花はとても美しいですよ。まるで青いウサギのようです。
ウサギゴケは湿った岩場で自生することから、乾燥を嫌います。育てる場合は、乾燥に気を付けてください。プランターや鉢植えで育てるのがおすすめです。苔玉を土台にして、ウサギゴケを育てて鑑賞する方も多くいますよ。
直射日光は避け、室内なら、カーテン越しがおすすめ。水やりは水切れしないように、様子をみながらお世話をしてあげてくださいね。多年草なので、長くウサギの顔のような花を楽しめますので、ご自宅にお迎えしませんか。
GreenSnap編集部