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可愛らしい印象のアサザ(浅沙)は、5月~9月頃に見頃を迎える一日花です。水辺に咲く多年草植物で、耐寒性に優れています。アサザは水面に綺麗な黄色い花を咲かせますが、近年では絶滅危惧種に指定されています。
今回は、アサザの花言葉や特徴などについてご紹介していきます!
アサザの花言葉は、「平静」「信頼」「しとやかな」です。信頼という花言葉は、一日花であるアサザが群生して次々と咲く花姿が由来とされています。
また、アサザが上品に咲く様子から、しとやかなという花言葉が付けられたようです。
「アサザ(浅沙/阿佐佐)」という名前は、湖沼やため池などの浅い水辺に生息することが由来だと伝えられています。別名は「ハナジュンサイ(花蓴菜)」や「イヌジュンサイ(犬蓴菜)」などと呼ばれ、葉が食用の蓴菜に似ていることから名付けられました。
アサザの学名は「Nymphoides peltata」であり、「Nymphoides」とはギリシャ語の「Nymphaea(ヒツジグサ属)」と「eidos(外観)」が語源であることから、ヒツジグサ属に似ていることが由来です。「peltata」は、「楯状の」という意味があります。
アサザの英名は、「Fringed water-lily」や「Yellow floatingheart」などと呼ばれています。
黄色で可愛らしい花のアサザは、一日花の多年草植物です。海外では中国や北アメリカなどに分布し、日本では本州や九州、そして四国地方に生息しています。アサザの開花時期は5月~9月頃で、直径約3cm~4cmの黄色い花を咲かせます。花びらの中央には筋が入り、星型のように見えます。また、花びらの周りはフリルのようになっています。浮葉植物であるアサザの葉は睡蓮の葉より小さく、ハート型をしています。草丈は5cm~20cm程度です。
アサザは「あざさ」という名前で万葉集に登場し、昔から日本に自生している植物です。池や湖沼などに生息していますが、環境の悪化が原因で環境省により「絶滅危惧Ⅱ類」に指定されています。
アサザは日当たりが良い環境でよく育ち、水の中で育てるため水やりの必要はありません。耐寒性に強いため、越冬して翌年には葉が伸びてきます。匍匐茎を横に伸ばしていくので、鉢植えの場合は5~6号鉢に植えると良いでしょう。葉が水面に浮くよう、株元は10cm程度の深さに植え付けます。地植えの場合も同様に、水面に葉が浮く場所で育てましょう。アサザはよく増える植物なので、2年に1回の目安で植え替えをしましょう。植え替えの時期は、3月~4月頃です。
アサザは池や湖などに自生し、水面に咲く黄色い花はよく目立ちます。一日花なので、次々につぼみを付けて花を咲かせる花姿はとても綺麗です!初夏~秋の時期に水辺に咲く姿は涼しさが感じられ、アサザの黄色い花を観賞していると元気が出てきます。
アサザは絶滅危惧種に指定されていますが、通販などで手に入れることが出来ます。綺麗な水を維持して、鉢植えや地植えなどで育てることが出来ます。その他、耐寒性に強いためビオトープなどで楽しむことも出来ます!メダカや金魚などが泳ぐビオトープは、とても素敵な空間です。
初心者でも育てることが出来る植物なので、ご興味があればぜひご自宅のお庭でアサザを育ててみましょう!
Lily