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釣り鐘のようなかわいらしい姿が人気のベルフラワーは、和名をオトメギキョウと呼び、その名前にちなんだ花言葉も持っていますよ。
今回は、オトメギキョウの花言葉や種類、特徴を紹介していきます。
ベルフラワーの花言葉は、「感謝」「誠実」「楽しいおしゃべり」です。
「感謝」と「誠実」という花言葉の由来は、教会の巡礼者が持つベルに似ていることから付けられた説と古代ギリシャ神話からという説があります。
その古代ギリシャ神話のストーリーというと、女神フローラに神聖な果実を守るようにと精霊「カンパニュラ」は命を受けていました。ある日そこに泥棒が忍び込んで、それに気づいたカンパニュラはベルを鳴らして人を呼びましたが、泥棒は捕まる前にカンパニュラの命を奪ってしまいました。そんなカンパニュラの行動に女神フローラは感謝し、ベルフラワーとして蘇らせました。
「楽しいおしゃべり」は、ベルフラワーの小さな花が斜めを上に向かって集まって咲く姿が、楽しく笑って話しているように見えることに由来しているそうです。まさに乙女たちを連想ものとなっていますね。
このほかにもベルフラワーは、「不変」「貞節」などの花言葉も持っています。
ベルフラワーには「後悔」という花言葉もあり、こちらも先ほど紹介した古代ギリシャ神話が由来とされています。怖くはありませんがネガティブな連想をさせるかもしれないので、贈り物にする際は、伝えたい花言葉や想いを記したメッセージカードを添えてプレゼントするとよいでしょう。
ベルフラワーはカンパニュラ属の植物であり、このカンパニュラという言葉はラテン語で「小さな鐘」を意味する「campana」を語源としています。また、英名ではクロアチアのダルマチア地方を原産としていることから「Dalmatian bellflower(ダルメシアン・ベルフラワー)」とされています。
和名のオトメギキョウ(乙女桔梗)という名前の由来は、花の色形が桔梗に似通っており、かつ草丈・花の大きさがともに小さく可憐なことから、乙女が名前に足されました。
ベルフラワーは春〜夏にかけて花を咲かせます。花の形は、フウリンソウ、ツリガネソウとも呼ばれることから分かるように、釣鐘状の形をしていて、赤紫色をしています。
株が見えないほどにぎっしりとクッション状に生い茂るため、絨毯のように敷き詰めて育ててあげるときれいかもしれません。また、ベルフラワーの草丈は10〜15cmと低めなので、ハンギングやコンテナで育てるのもおすすめです。
ベルフラワーは、可憐な小型の花が人気となっているカンパニュラ属の植物です。そのため仲間はカンパニュラ属に当たります。
ほかのカンパニュラとして、ベルフラワーとは逆に花をうつむいて咲かせる「カンパニュラ・コクレアリフォリア」、桔梗にそっくりな東ヨーロッパ産の「カンパニュラ・カルパチカ」、流通名をジューンベールというイタリア産の「カンパニュラ・フラギリス」、星型の花が特徴的な「カンパニュラ・ガルガニカ」などがあります。
釣り鐘のような姿がかわいらしく人気があるベルフラワーの花言葉は「感謝」「誠実」など、その花姿が由来の前向きなものがついています。初心者の方でも育てやすい草花なので、大切な人へ感謝の贈り物としてもぴったりですね。
GreenSnap編集部