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変わった形の葉を持つのが特徴のオモダカにはどんな花言葉がついているのでしょうか。このページでは、オモダカの花言葉と、花や葉の特徴についてご紹介しています。
オモダカの花言葉には、「信頼」と「高潔」があります。
「高潔」とは、品格があり気高いという意味。これはオモダカが育つ場所が由来していると考えられます。植物は湿った場所を嫌うものが多いです。しかし、オモダカは水生植物で、水田や湿地などに自生ししっかりと葉を育て、花期には花を咲かせます。
植物が育ちにくい湿った場所から花を咲かすオモダカは、その様子が高潔に見えたことから花言葉がつけられたのでしょう。
オモダカの一種でクワイというものがあります。こちら、おせち料理にも使われるものなのですよ。そこからハナグワイという別名がついたのでしょう。サンカクグサは葉の形から。葉が矢じり型のような三角形をしています。
イモグサは、クワイが採れることから由来しています。クワイはジャガイモと同じく塊茎ですので、イモが採れる草となったと考えられます。
オモダカを漢字で書くと、「沢潟」、「面高」となります。この「面高」という漢字については、葉の様子が由来していると言われています。オモダカの葉は、成長すると変わった形になるのですよ。それは矢じり型。その葉の形がまるで人の顔のように見えるのです。そのため、オモダカという名がつけられました。
また別の説もあります。オモダカは水田や湿地、ため池などに自生する植物。中国語で湿地を「オムダク」ということから、それが転じてオモダカとなったとも考えられています。
学名の「Sagittaria trifolia」についてもご紹介します。「Sagittaria 」は、「sagitta」という単語が由来しています。これは「矢」という意味。オモダカの葉は不思議な形をしていて、まるで矢じりのよう。「trifolia」とは「三枚の葉の」という意味です。これは矢じりのような葉が3枚に見えることから由来しているのでしょう。
オモダカの花は、7~10月に咲きます。花は白く小ぶりです。花の大きさはだいたい2センチほど。花びらの枚数は3枚です。黄色い雄しべと雌しべが特徴的な花で、花弁の白と中心の黄色のコントラストが美しい植物と言えます。
オモダカは水田、湿地、ため池に自生する水生植物。水のなかで咲くお花という特徴もあります。地下茎の先端に塊茎(かいけい)を作り、繁殖します。塊茎とは、地下茎の一部が栄養分を蓄えるために肥大化したもののことです。
お正月のおせち料理に用いられるクワイはオモダカの塊茎です。
オモダカの種類についてご紹介します。
オモダカのなかでも花を八重咲に咲かせるものを八重オモダカと呼びます。花にボリュームがあり、見た目も華やかです。
クワイ
おせち料理にも使用される食用のオモダカです。見ためが鍬(くわ)に似ていることからクワイモという名になり、略されクワイとなりました。
オモダカは育てやすく初心者の方にも向いています。水中で育てることも可能ですので、涼し気な様子も楽しめますよ。
鉢植えで育てる場合でも根に水がつかるようにしましょう。日差しを好み、乾燥を嫌いますので、適度に様子を見ながら、水を絶やさないように注意をして育ててあげてください。
GreenSnap編集部