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黄梅とは梅という字が入っていますが、梅とは関係があるのでしょうか。このページでは、黄梅の花言葉や花の特徴などの基本情報をご紹介しています。寒い時期に咲く黄梅、その特徴を見てみましょう。
黄梅の花言葉は次の3つです。「期待」、「控えめな美」、「恩恵」です。
「期待」という花言葉は黄梅の花期に由来しています。黄梅の花期は、2月の下旬から4月。まだ寒く、雪がつもる2月でも、花を咲かせるのです。黄色い花が咲くと、まるで春がやってきたかのよう。そのことから、「期待」という花言葉がつけられたのでしょう。
花は梅には似ていますが、梅ほど香りがあるわけではありません。1株に対する花の数も少ないため、「控えめな美」という花言葉がつけられたと考えられます。
「恩恵」という花言葉には中国の逸話がかかわっています。かつて中国で洪水をおさめた男性がいました。その男性は腰にツルをまいていて、娘にツルを渡して洪水をおちつかせに行ったそうです。その後帰宅をしたところ、娘は石にかわっていました。それを見た男性は涙を流し、石になった娘を抱きしめました。ツルに男性が流した波ががつくと黄色い花が咲いたそうです。それが黄梅だとされています。そのことから、「恩恵」という花言葉になったと言われています。
キンバイは漢字で書くと「金梅」。金色の花弁の梅のような花ということからそう呼ばれることも。
黄梅はオウバイと読みます。「梅」という字が入っていますが、梅の仲間ではありません。1つ前の項目でご紹介したように、モクセイ科ソケイ属。こちらは、ジャスミンの仲間と言えます。しかし、ジャスミンと違い、黄梅には香りがありません。
では、なぜ黄梅という名が付いたのでしょうか。それは、見た目が梅に似ていることから。しかし、梅のような白や淡いピンク、濃いピンクではなく、黄色の花を咲かせることから、「黄梅」となりました。
学名の「Jasminum nudiflorum」の「Jasminum」はジャスミンから由来してるのはすぐにお分かりいただけるかと思います。「nudiflorum」は「裸の花」という意味。黄梅には毛が生えていないことから、この学名が付けられています。
寒い時期に咲くのが特徴である黄梅の花。花期は2月下旬から4月と長いです。その名からわかるように、黄色い花弁の梅のような花を咲かせます。花弁は6枚。小ぶりですが、黄色いため、華やかでもあります。
ここでは、黄梅の種類についてご紹介します。
黄梅のなかでも、花や葉が小さい種類のことです。インド原産で、小さいことから盆栽として利用されることもあります。
ウンナンオウバイは有名な種類。こちらは、正確には黄梅とは異なります。黄梅よりも花が大きく、常緑性(通年葉を落とさない)の植物です。
黄梅は、冬の終わりごろである2月下旬から咲く植物。まだ雪があるときに開花をすれば、雪の白と黄梅の黄色の美しいコントラストを楽しむことができます。黄梅の黄色を見ると、春の訪れがすぐそこにあると感じられるはず。また、黄梅は2月の季語ともされています。寒い季節にぜひ楽しんで下さいね。
GreenSnap編集部