warning
error
success
information
羽状で緑色の葉が特徴のクサソテツ(草蘇鉄)は、北半球に生息する多年草植物です。生育が早く耐暑性や耐陰性に優れているため、初心者でも育てることが出来ます。クサソテツはコゴミという別称で、山菜としても人気があります。
それでは、クサソテツの花言葉や特徴などについてご紹介していきます!
クサソテツの花言葉は、「健常」です。クサソテツは成長が早く、ビタミンCなどが豊富に含まれていることが由来でしょう。クサソテツの元気な葉姿から、健康なイメージが連想されます。
クサソテツ(草蘇鉄)という名前は、葉の形がソテツ科の蘇鉄に似ていることから名付けられました。クサソテツの学名は「Matteuccia struthiopteris」であり、「Matteuccia」はイタリアの自然科学者であるカルロ・マテウッチ氏の名前に由来します。「struthiopteris」は、ギリシャ語の「strouthion(小雀)+pteris(シダ)」が語源とされています。
別名は「ガンソク(雁足)」などと呼ばれ、葉柄の基部が雁の足に似ていることから名付けられました。また、クサソテツの新芽は「コゴミ」と呼ばれています。ゼンマイなどのように先端が内側に巻き込む形状をしている様子から、屈んでいるように見えることが由来とされています。
英名は「Ostrich fern Fiddleheads」であり、「Ostrich fern(オーストリッチ ファーン)」とはコゴミ、そして「Fiddleheads(フィドルヘッド)」は渦巻状の若葉という意味があります。
シダ植物のクサソテツは、北半球に分布する落葉性の多年草植物です。日本では北海道~九州地方に自生し、河原や湿地などに群生します。成長が早く、大きな羽状の葉が特徴です。ワラビやゼンマイのように内側に巻いた若芽は、コゴミの名前で山菜として重宝されています。草丈は約40cm~80cmで、花が咲かない植物です。
耐暑性や耐陰性があり、半日陰で育ててあげると良いでしょう。日陰で育てる場合は葉色が劣るため、観賞価値が下がります。耐乾性には弱い植物なので、十分に水やりをしましょう。土以外では地上の湿度も適度である環境を好み、霧吹きなどで葉に水を与えてあげましょう。夏の時期には土が乾燥しやすいため、株元に水苔や藁(わら)などを敷くと良いでしょう。
クサソテツは地下に根を広げていくため、地植えで育てる場合は広い場所で育てるようにしましょう。鉢植えの場合は、6号鉢に1株の基準で植えてあげましょう。プランターの場合は、幅約60cmのプランターに最大2株を目安に植えます。
クサソテツはコゴミという名前で山菜として知られ、日本人は数千年前から食べています。5月~6月頃に幼葉を採取して、天ぷらやサラダ、胡麻和えやパスタなどで美味しく召し上がれます。特有のぬめりがありますが、灰汁がなく簡単に調理することが出来ます。栄養価が高くビタミンCやβカロチンが豊富に含まれていることから、老化防止やがん予防などに効果があります。
コゴミの苗は、通販やホームセンターなどで手軽に購入することが出来ます。初心者の方でも育てることが出来る植物で、綺麗な緑色の葉が観賞出来ることから観葉植物でもあります。
半日陰で育つ植物なので、ご自宅のお庭ではシェードガーデンなどで楽しむことが出来ます。ご興味があれば、ぜひご自宅でクサソテツを育ててみることをおすすめします!
Lily