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明るい印象のガイラルディアは、6月~10月頃に見頃を迎える一年草または多年草植物です。赤や黄色、そして複色など豊富な花色で、耐暑性に強い特徴があります。ガイラルディアは夏の時期でも元気に花を咲かせ、華やかな花姿から素敵な花言葉がいくつもあります。
今回は、ガイラルディアの花言葉や特徴などについてご紹介していきます!
ガイラルディアの花言葉には、「協力」「団結」「明るい人柄」「きらびやか」などがあります。協力という花言葉は、ガイラルディアの花びらが沢山集まって協力しているように見える花姿が由来とされています。
また、ガイラルディアの赤と黄色の色鮮やかな花姿から、きらびやかという花言葉が付けられました。
ガイラルディアには素敵な花言葉が多いので、花束などを贈る際はぜひガイラルディアの花言葉を意識してみてはいかがでしょうか。
和名の「テンニンギク(天人菊)」は、ガイラルディアの花姿が美しく天人のようであることから名付けられました。
学名である「Gaillardia」とは、18世紀に活躍したフランス人生物学者であるガイヤール・シャラントノート氏の名前に由来します。
英名では、「Blanket flower」や「Indian blanket」、「Sundance」などと呼ばれています。Indian blanketの「Indian」とは、インドのことではなくアメリカンインディアンのことを意味しています。
ガイラルディアはアメリカに分布する植物で、一年草または多年草です。開花時期は6月~10月頃で、品種によって花色や咲き方などが異なります。草丈は約30cm~90cmと幅広く、わい性と萎縮性の品種があります。日本で観賞用として栽培される主な品種は、オオテンニンギク(大天人菊)とテンニンギクの交配種ですが、最近ではオオテンニンギクとテンニンギクもガイラルディアという名前で流通しています。赤と黄色の複色の花色で、花びらの大きさは約5cm~10cmです。日本には、明治時代に渡来してきました。
ガイラルディアは耐暑性や耐寒性に優れており、初心者の方でも育てやすい植物です。冬の時期は雪に覆われても春になると芽吹く品種が多く、容易に越冬することが出来ます。一方で多湿には弱く、風通しが悪い環境では病気にかかる場合もあります。そのため、特に夏の時期は風通しの良い場所で育てるようにしましょう。ガイラルディアは土壌が乾燥気味でも育つため、地植えの場合は雨水だけでも十分に育ちます。鉢植えの場合は、土の表面が乾いてきたらたっぷりと水を与えましょう。
ガイラルディアの品種は、アメリカで約20種類生息しています。品種によって、草丈や花色などさまざまです。
北アメリカ中西部に生息する多年草で、草丈は約70cmです。6cm~10cm程度の大きな花を咲かせ、一重咲きの複色です。
北アメリカや中央アメリカに分布する一年草の品種です。オオテンニンギクのような花を咲かせ、草丈は約30cm~1mです。
黄色い花を咲かせる品種のガイラルディアで、多年草植物です。草丈は約40cmで横に広がるため、広い場所で育てるようにしましょう。
変わり咲き品種で、八重咲きの多年草植物です。南アメリカ原産の植物で、草丈は50cm程度です。明るい黄色や赤色の花を咲かせ、ガイラルディアの品種の中でも個性的な印象です。
ガイラルディアは耐暑性と耐寒性に強く、次々に花を咲かせて長い期間観賞が楽しめます。赤色や黄色、そして複色のガイラルディアは元気な印象を与え、夏の時期にぴったりの植物です!ガイラルディアは園芸初心者の方でも育てやすい植物で、一年草の場合は種まき、多年草の場合は株分けや挿し木などで増やすことが出来ます。種まきの時期は4月~5月頃、または9月~10月頃が適しています。株分けの時期は3月~4月、そして9月頃で、挿し木は4月~5月頃が最適な時期です。
華やかに咲くガイラルディアは、地植えや鉢植えだけでなく寄せ植えなどでも楽しむことが出来ます。洋風のお庭と相性が良く、ガイラルディアを植えることでより一層素敵な雰囲気のお庭になります!
茎が伸びてきた場合は切り戻してあげることで、秋や翌年の春以降も再び花を咲かせます。その他、定期的に花がらを摘んで手入れをしてあげましょう。ご自身のお好きな品種を選んで、ぜひともご自宅でガイラルディアを育ててみてはいかがでしょうか。
Lily