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種類がとても多く、園芸用として親しまれているヘーベはヨーロッパなどでも人気があります。鉢植えとしても楽しめる特徴があります。
今回は、へーべの花言葉や種類、特徴を紹介していきます。
これはヘーベという名前がギリシア神話に登場する「へーべー(英名:hebe)」という女神に由来していることから、意味がつけられた花言葉とされています。
ヘーベーは古代ギリシアの救世主ヘラクレスの妻であり、青春の女神として知られています。
ヘーベーはもともと、神々に食べ物や飲み物を配る乙女でしたが、彼女がいなくなると神々が次々と年老いて死んでしまったことから不死や若さの象徴とされています。
女神が由来となっていることや縁起の良い意味を持つことから、贈り物として祝い事などの際に贈られることも多い花です。
ヘーベの学名は古代ギリシアの青春の女神「ヘーベー」が由来となっています。
和名の「トラノオノキ(虎の尾の木)」は、花が虎の尻尾のように長く伸びて咲くことから付けられたました。
同じ理由からサンスベリアにも「トラノオ」という和名が付けられていますが、こちらはヘーベとは違い葉の形が似ていることが由来となっています。
花の色はグリーンフラッシュのような白色が主流ですが、薄い青色の花を咲かせる「ディオスミフォリア」や赤色に近い紫やピンク色の花を咲かせる品種もあります。
葉の色は対照的に光沢のある濃い色をしていることが多いため、花の形が浮かび上がるようによく映えてくれます。
開花期間も3月から5月のと3ヶ月間続くため、長く鑑賞を楽しむことができる花です。
現在でも苗などの販売の際には、ヘーベがゴマノハグサ科と紹介されていることもあります。
また、日本では長く伸びる花穂の形状からトラノオノキ(虎の尾の木)という和名もあります。性状は常緑低木で高さは20〜120cm程度、房状の花を咲かせます。
古くからヨーロッパなどでは観賞用と親しまれてきた花であり、交配や改良によって様々な花色や模様を持つ園芸品種がつくられており、現在では約140種類ほどに分かれています。
その多くはニュージランドを原産としており、その他にもオーストラリアや南アメリカなど広く分布しています。
園芸品種として多く流通しているのが「グリーンフラッシュ」と呼ばれる品種です。花色は白く、雪化粧されているような美しい花を咲かせます。
また、温度管理が難しいヘーベですが、グリーンフラッシュは比較的丈夫な品種であるため育てやすいという利点もあります。
その他には斑入りでピンク色の葉を持つ「ハートブレイカー」や、円錐状に赤紫や青紫の花をつける「スペキオサ」などが有名です。
低木の植物ですが、サイズもそこまで大きく成長しないため、鉢植えの花として室内でも栽培されることが多いです。小さな花が集まるようにして枝の先に咲くため、部屋に置けば雰囲気も良くしてくれる美しさがあります。
みなさんも種類の多いヘーベを楽しんでみてくださいね。
GreenSnap編集部