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秋の七草の1つとされているススキ。お月見のお供になるフワフワの花穂を連想するかと思いますが、花は咲くのでしょうか。
このページでは、ススキの花言葉や、特徴についてご紹介しています。ススキは花が目立たず、背丈が高いこともあり、雑草のように扱われることもあります。しかし、楽しみ方は豊富です。ススキの楽しみ方についても紹介していますのでぜひご参照ください。
ススキの花言葉は、「心が通じる」、「活力」です。「活力」という花言葉は、ススキの生命力の強さから由来していると考えられます。ススキは、地下茎をしっかりと伸ばして、根付きます。簡単には抜けないことから「活力」とついたのでしょう。
かやぶき屋根のカヤはこのススキを使用しています。ススキは、動物の尻尾のようにも見えませんか。そのことから尾花とも呼ばれることがあります。
ススキの名前の由来についてご紹介します。ススキの名を「スス」と「キ」に分けて由来が考えてみましょう。
「スス」は「スクスク」から。スクスクと上にまっすぐに伸びて成長するススキ。その様子から、スクスクとなり、それが略されて「スス」とつけられました。「キ」は草や茎という意味で、「木」ではありません。スクスクとまっすぐよく育つ草、ということでこの名がつきました。
ススキはまっすぐに上に成長する特徴があります。背丈は1~2メートル。フチが鉤状(小さなギザギザ状)になっているため、素手でススキを触ると、手などを切ってしまう可能性があります。抜くときなどは、気を付けてくださいね。
ススキは秋になると花穂をつけます。お月見のときには欠かせませんよね。ススキが秋のお月見のお供えに使用されるのにはわけがあります。ススキの茎は空洞になっているのです。空洞部分に神様が宿ると考えられていました。
鉤状になっていることからも魔除けになると信じられていたのですよ。そのことから、豊作を祈願してお月見にススキを供えるようになりました。
また、ススキは秋の七草の1つとしても有名です。ススキの花穂はフワフワしていて、20~30センチほどあります。花穂は白、茶色のイメージがあるかと思いますが、実は赤色です。種子に白い毛が生えているため、全体的に白く見えるのですよ。花期は7~8月ですが、あまり花を観賞することはありません。秋に花穂を眺めることがほとんどです。
ススキの種類についてご紹介します。
園芸種のススキです。葉には白色の斑が入るのが特徴です。花穂だけでなく葉も鑑賞として楽しめます。斑が入ることから、ゼブラグラスとも呼ばれます。
アブラススキは、花穂から油のような成分がでることからこの名がついています。ススキと比べると穂は束になっていません。まっすぐに伸びていき80~150センチほどに成長します。
ススキはお月見のお供えとして楽しむことはもちろんですが、地植えにして楽しむこともおすすめです。和風のお庭にはとても似合い、石灯篭との相性も抜群。生け花のアレンジメントのアクセントにもなりますよ。
キキョウやキクなど和風の花と一緒に活けると良いでしょう。葉に斑が入る種類であれば、花穂だけでなく葉も併せて鑑賞してみてくださいね。
GreenSnap編集部