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ジャムやシロップにも活用されるスグリの実。クロスグリの実は、「カシス」という名でも有名ですよね。実ばかり有名な印象があるスグリですが、花は咲くのでしょうか。咲くとしたら花期はいつでしょうか。このページでは、スグリの花言葉や、花や実の特徴や種類についてご紹介しています。
スグリの花言葉は「あなたを喜ばせる」、「あなたに嫌われたら私は死にます」、「あなたの不機嫌が私を苦しめる」の3つがあります。3つのうち2つはネガティブな花言葉ですね。人にプレゼントをする際は、注意をしてほうが良いかもしれません。
「あなたを喜ばせる」という花言葉は、美しい実をつけることが由来しているのでしょう。スグリのような美しい実がなれば、誰だって嬉しくなりますもの。では、ネガティブな2つの花言葉の由来はなんでしょうか。スグリはすべての品種にではありませんが、ほとんどにトゲがあります。トゲは触れると怪我をすることもありますよね。
そのことからスグリには「あなたに嫌われたら私は死にます」、「あなたの不機嫌が私を苦しめます」という花言葉がつけられたのでしょう。
スグリという名は聞いたことがなくても、カシスなら聞いたことがある方も多いはず。カシスは黒い実をつけるクロスグリの別名です。
スグリの由来についてご説明します。まず学名であるRibesから。こちらは、ペルシャ語の「酸っぱい」という意味の「ribas」に由来すると考えられています。では、なぜスグリに酸っぱいという意味がつけられているのでしょうか。
スグリの実は食べられます。酸味のあるお味で、食用としてよく利用されるのです。お味が酸っぱいことからこの学名がつけられたのです。
では和名のスグリは何でしょうか。こちらは漢字で書くと「酸槐」となります。難しい漢字ですね。酸っぱいお味がすることから「酸」がついていることはお分かりいただけるかと思います。「槐」とは一字で「えんじゅ」と読みます。こちらはマメ科の背の高い植物のこと。スグリがエンジュに似ていることからこの名前がついたと考えられます。
スグリの花はあまり目立たず、鑑賞されません。小さな花を4~5月に咲かせます。スグリの花は緑色の花弁でフチがほんのりピンク。花は小さく。葉に隠れてほとんど目立ちません。そのため、多くの方がスグリの花ではなく実を楽しみます。
スグリは6~7月に美しい見た目の実をつけます。多くのスグリは赤い実をつけ、その姿はまるでルビーのようです。白い実をつける種類もあります。艶があり、透き通って輝いた実をつけるため、見た目もとても美味しそう。
実際にスグリの実は食べることができます。そのまま生食で食べれば、酸味を楽しむことができるでしょう。ジャムやシロップに加工してスグリの実を甘く楽しむことも可能です。スグリの実は、見た目が良いので、お酒に入れることもありますよ。
味だけではなく、見た目からも楽しませてくれる実です。よくカシスというフルーツ名を聞きませんか。カシスソーダはお酒でも有名ですよね。このカシスは、クロスグリのこと。スグリのなかでも黒い種類のスグリです。
スグリの品種で有名なものをいくつか紹介していきます。
実が房になってつくタイプのスグリです。
実が黒っぽい色をしているスグリです。小さなブルーベリーのような見た目の実をつけます。カシスという別名で呼ばれることがあります。
白い色の実をつけるスグリ。白は透き通っていて、皮を剥いたマスカットの果実のような見た目をしています。
スグリの実は食べることができるとすでにご紹介しました。農薬などに気を付けて育てれば、ご自宅で栽培したスグリの実を食べることもできますよ。苗は、食用にできるか、念のため園芸店などで購入前に確認を取ることをおすすめします。
スグリの実には、ポリフェノールやアントシアニンが豊富。そのため、スグリは美容や健康に良いと言われているのですよ。そのまま生で食べても良いですし、ソーダに入れてもおいしそうですね。ジャムやシロップづくりをしてみませんか。自宅のお庭で育てた実だと、よりおいしく感じられるはずです。
美味しい実の選び方は簡単です。ハリと艶があるものを選ぶようにしてください。摘んだ時に房からポロポロと落ちてしまうスグリの実は、食べごろを過ぎていますので、ご注意ください。
GreenSnap編集部