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主に目隠し用の庭木などで活躍することの多いヤツデは、薬用の効果もあったり、最近ではアレンジメントでも用いられることがあるようです。隠れた魅力を持っている植物ですよね。
今回は、ヤツデの花言葉や種類、特徴を紹介していきます。
ヤツデは葉が末広がりで昔から縁起が良いと言われており、さらに魔除けの効果もあるとされているので贈り物にもぴったりです。
ヤツデは漢字で書くと「八手」と表記されますが、実際にはヤツデの葉は5や7など奇数にしかさけず、8つに分かれることはほとんどありません。ヤツデという名前になったのは、8が数が多いことを表す数字と同時に縁起が良いためだったと考えられます。
ヤツデの学名である「Fatsia」も日本語の「はち」という発音が元となっているといわれています。
また、ヤツデは葉っぱが天狗の持っている団扇に似ていることから別名「テングノウチワ」とも呼ばれています。天狗が使っている団扇には魔除けの効果があるとされているためヤツデにも同様の効果があると古くから伝えられています。
ヤツデは丈夫で育てやすく縁起が良いことから、古くから育てられて私たちの生活に親しまれています。
ほかの植物にはない、不思議な花を咲かせます。
ヤツデは花だけではなく、20cm以上もの大きさにもなる手のひら型の葉っぱも魅力の一つです。大きくつやつやしたグリーンの葉っぱはとても美しく個性的な見た目をしています。開花時期だけでなく、一年中観賞を楽しめます。
乾燥させたヤツデの葉は、煎じて服用したり、煎じた液でうがい液として使います。入浴剤としては、乾燥させた葉を布袋に入れて鍋で煮出してから、そのままお風呂に入れて利用します。
ほかにも黄色の斑紋が特徴の「キンモンヤツデ」や、葉の切れ込みがさらに細かい「ヤグルマヤツデ」、葉に網目のような黄色い模様が入った「キアミガタヤツデ」など様々な品種が存在しています。どの品種も3〜5mほどの大きさに生長します。
みなさんもヤツデのアレンジを作ってみてはいかがでしょうか?
GreenSnap編集部