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公園に植えていられたり、街路樹として利用されていることが多いケヤキ。大きくて見た目も優雅ですが、花言葉はあるのでしょうか。そもそも花が咲くのかも気になりますよね。
このページでは、ケヤキの花言葉や花の特徴などについてご紹介しています。
ケヤキの花言葉は「幸運」、「健康」、「長寿」です。こちらはケヤキの木の寿命の長さに由来していると考えられます。ケヤキは1000年以上は生きるとされている樹木です。
さらに、条件がよければ2000年生きるとも。樹木のなかでも、とても長寿なケヤキ。そのことから、「健康」や「長寿」という花言葉が付けられたのでしょう。
街路樹としてよく目にするケヤキは、非常に背が高く立派。20~25メートルほどに成長します。ケヤキ並木は見事ですよね。背が高く、寿命もとても長いことから、庭への地植えは向きません。しかし、家にケヤキがあるとその家は格式高い家だと考えられたため、かつては好んで植えられていました。
ケヤキは、以前は「槻(つき)」と呼ばれていた。こちらは、強い樹木という意味です。ケヤキは硬く、強い植物であることから、その名がつけられたのでしょう。ケヤキは寿命も長く1000年以上生きると言われているほど、生命力が強い樹木なのです。
しかし、16世紀ごろからケヤキと呼ばれるようになりました。元々、「けやけし」という形容詞があります。この意味は、「美しい」、「目立つ」という意味です。「美しい木」という意味で、「けやけし木」となり、それが短くなって「けやき」となったと考えられています。昔も今もケヤキを美しいと思う日本人の気持ちは同じなのですね。
ケヤキの花は4~5月に咲きます。しかし、あまり花は目立ちません。ケヤキは雌雄同株(しゆうどうしゅ)です。つまり、雌花と雄花を1つの木につけることができるのです。雄花も雌花も黄緑色をしていて、非常に小さくひっそりと咲きます。
葉の色と花の色が近いため、あまり花はあまりめだちません。そのため、多くの人が花ではなく、葉を鑑賞します。雄花は新枝の下にいくつか集まって咲き、雌花は新枝の上に1つずつついて咲くのが特徴です。
葉はギザギザしていて、細長い特徴があります。秋になると葉は紅葉し、見た目の変化も楽しめる樹木です。
ケヤキは元々はツキと呼ばれていたことはすでにご紹介しました。こちらは強いことが由来です。ケヤキの木は、硬くて摩耗にも強く、建築素材に向いています。
ケヤキは古くから木材が使われており、神社やお寺の建築にも利用されてきました。一般的に建築素材にするには、伐採して乾燥をさせますが、この過程でケヤキは大きく反り返ります。この特徴があるため、狂いが生じやすく、加工には熟練の技術が必要とされます。
ケヤキのなかでも建築素材に使用される部分は限られるほどです。今でもケヤキは高級建築素材として扱われているのですよ。一般の木材の数倍の価格となっています。ケヤキは壁なのではなく、強靭な特徴があるため、大黒柱や柱に使用されることがほとんど。
また、清水寺で有名な「清水の舞台」。こちらはケヤキでできています。また強い特徴だけで建築木材に採用されているわけではありません。ケヤキには美しい木目があります。こちらも建築素材に利用される理由です。
GreenSnap編集部