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中国が原産のバイモは、3月~4月頃に見頃を迎える球根植物です。赤色や淡緑色などの花を咲かせ、下向きに咲く花姿から素敵な花言葉があります。バイモは観賞用としても重宝されますが、生薬としての効果もある植物です。
今回は、バイモの花言葉や特徴などについてご紹介していきます!
バイモの花言葉は、「謙虚な心」「凛とした姿」「威厳」「才能」「努力」などです。謙虚な心、凛とした姿、そして威厳という花言葉は、バイモの花が下向きに咲く花姿が由来です。また、バイモの地下茎は生薬として使用され、止血や咳止めなどの効果があります。生薬としても役割もあることから、才能や努力という花言葉が付けられました。
バイモは素敵な花言葉が多いので、相手に花束などをプレゼントする際はぜひ花言葉を意識してみてはいかがでしょうか。
バイモ(貝母)という名前は、地下にある白い鱗茎が二枚貝のような形をしていることから名付けられました。別名は「アミガサユリ(編笠百合)」とも呼ばれ、バイモの花の内側が網目模様でうつむきに咲く花姿が編み笠のようであることが由来とされています。また、バイモの英名は、「Zhe bei mu」や「Fritillary」です。
学名である「Fritillaria verticillata var. thunbergii」は、ラテン語で「Fritillaria」はサイコロを入れる筒を意味し、バイモの筒状の花形が由来です。「thunbergii」は、スウェーデンの植物学者であるカール・ツンベルクの名前に由来します。
下向きに咲く花姿が印象的なバイモは、球根植物であり多年草です。中国が原産の植物で、中央アジア~地中海沿岸部にかけて広く分布しています。開花時期は3月~4月頃で、赤色や淡緑色の花を咲かせます。草丈は約30cm~60cmで、花の大きさは3cm~4cm程度です。釣鐘型の花で、花弁は6枚あります。耐寒性はややありますが、耐暑性には弱い植物です。そのため、夏の時期には室内で管理すると良いでしょう。
原産地の中国では、約700年前から薬用植物として栽培されてきました。日本には、江戸時代中期に渡来したと伝えられています。バイモは全草にアルカロイドなどを含み、乾燥させた鱗茎は生薬として咳止めや止血、解熱などに効果があります。その他、肺の化膿性疾患や喉の痛みなどにも用いられます。
バイモ属は、北半球の温帯地域に約130種類分布しています。品種によって、原産地や花色などさまざまです。
アラスカやシベリアなどに分布し、日本では北海道~本州の高山に自生している高山植物です。開花時期は5月~8月頃で、黒色や紫色の花を咲かせます。別名は、「蝦夷黒百合(エゾクロユリ)」とも呼ばれています。
ヨーロッパ~西アジアにかけて標高約800m以下の草原に分布しています。紫色や白色の花を1~2個咲かせます。英名では「スネークヘッド」と呼ばれ、長く伸びた茎の先に下向きに花が咲くことが由来とされています。
中央アジアおよびヒマラヤの丘陵地帯に分布しており、黄色やオレンジ色の花が咲きます。真っすぐな茎の先に葉を密生させ、その下の部分に釣鐘型の花を6~10個ほど咲かせます。「インペリアリス」という名前は、皇帝の冠のような花姿が由来です。
釣鐘型で赤色などの花を咲かせるバイモは、どこかミステリアスな雰囲気が漂います。バイモは洋風と和風どちらの雰囲気にも合い、鉢植えや地植えだけでなく生け花などでも楽しむことが出来ます。
素敵な植物なので、ご興味があればぜひご自宅でバイモを育ててみることをおすすめします!
Lily