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淡い紫色の花が咲くカキドオシは、4月~5月頃に見頃を迎えます。つる性植物のカキドオシは初心者でも育てやすい植物で、グランドカバーやハンギングバスケットなどで楽しめます!綺麗な花を咲かせるカキドオシは、昔から薬草としても利用されてきました。
今回は、カキドオシの花言葉や特徴などについてご紹介していきます!
カキドオシの花言葉は、「楽しみ」「享楽」です。カキドオシは花が咲き始めた頃つるが伸びる性質があり、つるがどこまでも長く伸びていく様子から、楽しみと享楽という花言葉が付けられたとされています。
どちらも明るい花言葉なので、カキドオシを相手に贈る際はぜひ花言葉を意識してみてはいかがでしょうか。
カキドオシ(垣通し)という名前は、花が咲き終わった後に直立していた茎が倒れ、ツタのように長く伸びて地面を這いながら垣根を通る姿から「垣根を通す」が「垣通し」に変化したことが由来とされています。
カキドオシは別名「カントリソウ(癇取草)」とも呼ばれ、小児がひきつけなどを起こす病気である癇に効果があることから名付けられました。また、「レンセンソウ(連銭草)」との異名もあり、カキドオシの葉が銭の形のようで茎に連なっていることが由来と伝えられています。
カキドオシの学名は「Glechoma hederacea var.grandis」であり、古代ギリシャ語で「Glechoma」は、ハッカの一種に付けられた名前に由来します。「hederacea」は木蔦(きづた)に似たという意味で、「grandis」は大きなという意味があります。木蔦とは、ウコギ科の常緑つる性木本のことです。
薄紫色の花が咲くカキドオシは、つる性植物です。ヨーロッパや東アジアが原産の帰化植物であり、日本では全国の山野や道ばたなどに自生している多年草です。開花時期は4月~5月頃で、カキドオシの花びらは、唇のような形をした唇形花冠(しんけいかかん)です。下唇には濃い紫色の斑点模様があり、花の中には白い繊毛があることが特徴です。また、茎は四角くて毛が生えています。
つる性植物のため、最初は茎が直立していますが、花が咲き始めるとつるが地を這うようになり、最長で約1mにもなります。葉には切れ込みがある鋸葉(のこぎりば)です。草丈は約5cm~25cmで、花冠は2cm程度です。
カキドオシは薬草としても知られ、古くからヨーロッパや中国などで生薬として使用されてきました。カキドオシには、ウルソール酸やコリン、そしてカリウム塩など多くの有効成分があり、利尿や胆道結石、そして黄疸(おうだん)などに効果があります。その他、糖尿病にも効果が期待出来ると言われています。カキドオシには副作用がなく、内用薬だけでなく外用薬としても利用されています。
カキドオシは耐寒性や耐暑性があり、生命力が非常に強い植物です。地植えと鉢植えどちらでも育ち、ガーデニング初心者の方でも育てることが出来ます。耐陰性もありますが、日なたの方が良く育ちます。カキドオシはつる性植物のため、ハンギングバスケットやグランドカバーなどで楽しむことが出来ます!
カキドオシは多年草植物なので、毎年花を咲かせます。ガーデニング初心者の方であれば、カキドオシはおすすめの植物です。ぜひともご自宅でカキドオシを育ててみてはいかがでしょうか。
GreenSnap編集部