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ウコギ(五加木)の花は5月~6月頃に見頃を迎え、散形花序の花を咲かせます。ウコギの品種は多種多様で、葉の形や大きさなどさまざまです。ウコギは栄養価が高いことから、昔から食用や漢方などとして重宝されてきました。
今回は、ウコギの花言葉や特徴などについてご紹介していきます!
ウコギ科であるアイビーの花言葉は、「永遠の愛」「友情」「結婚」「誠実」などです。友情という花言葉は、アイビーが建物や樹木などにしっかりとしがみついて伸びていく様子が、絆や友情のようであることが由来とされています。
また、アイビーは生命力が強く枯れずに伸びていく姿から永遠の愛という花言葉が付けられました。その他、忠実という花言葉はアイビーがしっかりと根を生やす植物であり、地に足を付けているようであることが由来です。
ウコギ(五加木)という名前は、その昔中国ではヒメウコギのことを「ウーコ(五加)」と呼んでおり、日本では中国での名前に木を付けてウコギ(五加木)と呼ばれるようになりました。
学名の「Acanthopanax」とは、ギリシャ語で「Acantho」はトゲや針のことを意味します。「sieboldianus」は、江戸時代に日本で活躍したドイツ人医師、博物学者であるシーボルトの献名です。
ウコギ科に属するウコギは、中国原産の落葉低木です。開花時期は5月~6月頃で、クリーム色のような白色や淡緑色で散形花序の花を咲かせます。ウコギは平安時代に中国から薬用として渡来し、現在では日本各地で見られます。
平安時代の「延喜式」によると、ウコギの皮は全国から朝廷に献上されたという記録があり、薬用として重宝されていたことが分かります。漢方では風湿やリウマチ、強壮剤などの効果があり、ウコギの茎にはトゲがあることから戦国時代には城下町に生垣として植えられていました。
また、ウコギは江戸時代から食用され、春の季節になると若葉を摘み取り、天ぷらやおひたし、炒め物などにして食べることが出来ます。ビタミンやカルシウムなどが豊富なので、栄養価が高い植物です。
ウコギ科の植物は世界で約60属900種あり、日本では約7~10種類あります。ウコギの品種によって、木の高さや葉の大きさなどはさまざまです。
ウコギ科キヅタ属のつる性植物で、原産地はヨーロッパや北アフリカ、そしてアジアなどです。アイビーの葉には、白い斑点模様やライトグリーンなどのマーブル模様があります。別名は「ヘデラ」とも呼ばれています。
ウコギ科ウコギ属に分類され、雌雄異株(しゆういしゅ)の植物です。原産地は中国や朝鮮半島、そして日本で、国内では主に北海道と本州に分布しています。木の高さは約2m~4mで、小さな薄緑色の花を咲かせます。
ウコギ科には数多くの品種があり、品種によって葉や花などの形はさまざまです。ご自宅では鉢植えや地植えで育てることが出来ますが、つる性植物のウコギはハンギングバスケットやルーティーブーケなどでも楽しめます!
ルーティーブーケとは、植物の根を活かしてアート水苔を用いて作るブーケのことです。ルーティーブーケにつる性植物があると、より素敵なブーケに仕上がります!ただしウコギにはトゲがあるので、作業する際は注意しましょう。
ウコギの葉の部分は食用でもあるので、春の季節に天ぷらなどにして美味しく召し上がれます。また、ウコギは薬用の植物でもあり、漢方の効果もあります。
ウコギは育てやすい植物のため、初心者の方にもおすすめです!ご興味があればぜひともご自宅でウコギを育ててみてはいかがでしょうか。
Lily