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鮮やかで美しい秋植えの球根植物であるコルチカムは、別名イヌサフランとしても親しまれ、とても人気の高い植物ですが、球根には強い毒性が含まれています。誤って食べなければインテリアとして楽しめますよ。
今回は、コルチカムの花言葉や種類、特徴を紹介していきます。
花言葉の内「私の最良の日々は過ぎ去った」には、秋にコルチカムが咲き、過ぎ去った夏の日々を惜しむ思いを込められたことに由来します。
一方「危険な美しさ」は、コルチカムが美しい花を咲かせるも毒を持っているという特徴に由来しているようです。
コルチカム(英語表記:Colchicum)という名前の由来は、黒海に隣接していたアルメニアの古都コルキス(Colchis)地方に多く咲いていたことにあります。オータムリリーやイブサフランなどの別名もあります。
ギリシアのディオスコリデスは、かつてコルチカムを毒キノコと同等にあつかったけれども、17世紀からは球根が、19世紀以降からは種子が薬用として広く用いられているようになりました。
さらに1937年にアメリカの植物学者であるA・F・ブレークスリーによって発表されたコルチカムに含まれる成分コルヒチンによる倍数体の作出という問題が、植物育種の分野において新しい進展をもたらしました。
ただし、「C・ルムテウス」のように黄色い花を咲かせる春咲きの種も存在します。
現在は「C・オータムナーレ(=イヌサフラン)」や「C・スペシオサム」など園芸品種がいくつも作り出され、夏〜秋植えの球根ではありますが、数年間ほど楽しめるものもいます。
このほかの種としては、白い花を咲かせる小型の「コルチカム・オータム・ナーレ・アルバ」や一重咲きの紫桃色の大輪花をもつ「ザ・ジャイアント」などもあります。
みなさんも毒には気をつけて、美しいコルチカムを楽しんでくださね。
GreenSnap編集部