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ブラジル原産の暑さの中で育つグロキシニアは、美しい姿と存在感で夏のガーデニングでとても人気の花です。日本の気候では育てるのはなかなか難しいとされていますが、管理をしっかりすれば長く楽しめますよ。
今回は、グロキシニアの花言葉や種類、特徴を紹介していきます。
また、ほかにも「媚びた態度・媚態・欲望」といった意味の花言葉もあるので、贈り物にする場合は気をつけたほうが良いかもしれません。
グロキシニアが1700年代に発見された当時は、新種の植物として独立したグロキシニア属という分類がされていましたが、現代ではブラジルの中央アメリカを中心に分布しているシンニンギア属に分類されています。
グロキシニアが日本に入ってきたのは、海外との貿易が盛んになりはじめた、明治の初頭頃とされています。
グロキシニアの原種が岩の上に生息していたことから日本では「大岩桐草(オオイワギリソウ)」という名前がつけられました。
作家の高村光太郎がアトリエが完成した際に、記念として妻である智恵子にグロキシニアを送ったというエピソードもあり、高村光太郎の代表作のひとつの「智恵子抄」にもグロキシニアの花が登場します。
かつての園芸界は温室栽培が主流でしたが、グロキシニアの華やかな美しさから人気が高まって現代では一般の家庭でも広く栽培されるようになりました。
花と葉の美しさから、その美しさと華やかさから「冬の女王」と呼ばれているシクラメンに対して、「夏の鉢花の女王」とも呼ばれています。
グロキシニアの花の色は赤や紫、ピンクなど品種によってさまざまな色があります。また、2色咲きの品種も多く存在しています。
花の形は品種によってさまざまですが、一重咲きと八重咲きのものが多く、八重咲きはボリューム感があり見応えがあります。
ちなみに、野生種のものは花が下向きに咲きますが、現在園芸用で普及されている品種のものは、ヨーロッパで品種改良がされており花が上向きに咲くものが多く見られます。
葉っぱは幅の広い円形で、葉の縁はゆるくギザギザになっています。葉はとても肉厚で落ち着いた深い緑色をしており、色鮮やかに咲く花との絶妙なコントラストで、妖艶で上品な雰囲気を醸し出しています。
そのシンニギア・スペシオを元に改良された園芸品種が多く出回っています。シンニギア属に分類されている植物ですが、発見当初はグロキシニア属に分類されていたことから現在でもその名前が使われています。
グロキシニアの原産は熱帯雨林の崖や岩の上に生息しています。草丈は10〜40cmほどで、赤や白、紫など色鮮やかな花が咲きます。
品種には赤地に白覆輪で大輪の八重咲きの花が咲く「エンペラー・フレデリック」、紫地に白覆輪で大輪の八重咲きの「エンペラー・ウィリアム」、ピンク色で花びらがほぼ真横に咲くのが特徴の「トランペット・フラワード」、大輪八重咲きの赤地に白覆輪の花が咲く「グレゴール・メンデル」など、多様な種類が存在します。
その見た目の美しさからガーデニングや寄せ植え、花束などでも人気があります。
グロキシニアに限らず花は風水において良い気を呼び込んだり、陰の気を吸収したりと重要な役割を果たします。また、飾る花の色とその色の花を飾る方角で、効果や運気が変わってくるともいわれています。
グロキシニアの花の色でポピュラーなのが赤・ピンク・紫の3色です。赤い花は活気と元気に効果があり、北と西に飾るのが相性が良いといわれています。
次にピンクの花は恋愛と人間関係に効果があります。東南方向に飾ると恋に効き、北方向に飾ると子宝に効果あるそうです。
紫の花は自分の気持ちを高めるのに効果的です。東や南、南西方向と相性が良く、特に南西方向は責任感からくるストレスの緩和に効き目があるそうです。
ブラジル原産の植物で、暑い環境で育つため日本で育てることはなかなか難しいですが、管理をしっかりすれば楽しめるのでグロキシニアを楽しんでみてください。
GreenSnap編集部