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日本や中国などで広く見ることができるノリウツギ。品種によって様々な姿や色の変化を楽しむことができる人気の植物です。
今回は、ノリウツギの花言葉や種類、特徴を紹介していきます。
これはノリウツギの一種である、「ライムライト」などが、時間が経つにつれ黄緑からクリーム色、クリーム色からピンクや赤へと七変化する様子からきています。
ノリウツギを漢字で書くと、「糊空木」と表記されます。
普通のウツギとよく似ていますが、大きな違いがあります。ウツギの枝の中は空洞になっていますが、ノリウツギの枝はそうではありません。中は、スポンジ状の柔らかい髄が詰まっています。
「ノリウツギ」という名前の由来は、その昔、和紙をすくときに、ノリウツギの樹液を繊維同士を繋ぐ糊として使ったことにあるそうです。そのほかにも、ノリウツギの根は、パイプやキセルの材料としてもかつて使われていて、独特の香りがあり、人気があったそうです。
アジサイの仲間ですが、アジサイの開花期が5月から6月なのに対して、ノリウツギの開花期は7月から9月と、アジサイよりも少し遅咲きです。
芽を出した頃は、一般的なアジサイより少し葉っぱが小さくなります。しかしこの葉っぱも生長するにつれて、大きくなることが多いです。
葉っぱには、艶や光沢などはありませんが、側面に細かな切れ込みが入っています。
品種改良したノリウツギは通称・ピラミッドアジサイとも呼ばれるように、三角形に咲きますが、山地などに自生しているノリウツギは、両性花と呼ばれる普通のノリウツギより小さな花が咲き、その周辺に装飾花と呼ばれる、普通の大きさのノリウツギの花が咲きます。
この両性花は園芸用の品種にも咲くのですが、園芸用のものは、周りの装飾花の方が数が多く、メインに見られがちなのであまり目立ちません。
自生しているノリウツギは、ミナヅキやライムライトに比べて、華やかさや派手さはありませんが、清楚で可愛らしいと好む方も多く、登山客のなどの目を楽しませてくれます。
園芸用のノリウツギには「ミナヅキ」や「ライムライト」「ポポー」「ピンクダイヤモンド」「ダイヤモンドルージュ」「ダルマノリウツギ」「マジカルスターライト」などがあります。
品種改良したノリウツギは、別名・ピラミッドアジサイと呼ばれています。これは装飾花と呼ばれる花が集まって、三角錐に近い形で咲くことに由来しています。
ミナヅキもライムライトも、ピラミッドアジサイの名の通り、三角形に咲くことは変わりません。大きな違いは、ミナヅキは、白い花を咲かせるのに対して、ライムライトは黄緑色のきれいな花を咲かせます。
ライムライトは開花してから時間が経つと、黄緑色だった花弁がクリーム色に変化し、その後ピンクや赤に変わるするので、色とりどりの姿を楽しむことができます。
「ポポー」はミナツキやライムライトに比べて、装飾花は小さいものの、ほかの品種に負けない多くの花をまとまりで咲かせます。
「ハイドランジア(ピンクダイヤモンド)」や「ダイヤモンドルージュ」はその名の通り、ピンクや赤色の花を咲かせます。
三角形に咲いた品種を「赤い(ピンク色の)ダイヤモンド」と名付けるところは、すごくオシャレですよね。
「ダルマノリウツギ」は装飾花の中に両性花と呼ばれる、装飾花よりも更に小さい花が、他の品種に比べて多いのが特徴です。この両性花が丸い形をつくって咲くことから、そう呼ばれています。
「マジカルスターライト」は、ほかの品種よりも白く少し平たい花を咲かせるのが特徴です。
ノリウツギは白くきれいな花を咲かせ、いい匂いを放つので、風水的にも良好なように見られがちですが、アジサイの仲間なので風水的にはあまりよくありません。
特に未婚の女性がいる家庭では、結婚運や女性の水気を吸い取られてしまうといわれているので、気になる方は避けるようにしましょう。
あまり気にならず、純粋にインテリアとして楽しみたい方は、大きく香りのいい植物ですので、玄関先や廊下の観葉植物として飾られることをおすすめします。
みなさんも品種によって姿や色の変化を楽しむことができるノリウツギを育ててみてくださいね。
GreenSnap編集部