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酸っぱい物や苦い物を甘く感じさせてくれることで話題となったミラクルフルーツ。おもしろい花言葉も持っていて、花も実も楽しむことができる果樹です。
今回は、ミラクルフルーツの花言葉や花や実の特徴を紹介していきます。
今では特性の原理が解明されていますが、正確に調べることができなかった昔ならば、酸っぱい食べ物をなんでも甘くしてしまうなんて本当に不思議でしかたなかったのでしょう。
ミラクルフルーツは、1725年にフランス人探検家のシュヴァリエ・デ・マルシェによって西アフリカで発見されました。
適切な環境を維持するのが難しく、温室栽培技術の向上がなされた今日まで、日本に流通することはなかったようです。
ミラクルフルーツは、適温で育ててあげられれば、9〜10月を中心に数ヶ月にわたって開花します。
ミラクルフルーツの花は、米粒大の白く細長い袋状の不思議な形をしており、ほんのりと甘い香りがします。さらに、袋状になっている花弁の先の方からは、雄しべが突き出ているため、軽く揺するだけで実をつけやすくなります。
実をつける花は、基本的に咲いているものの約半分ほどのみになっています。
そしてこの実こそが不思議な効能を発揮してくれます。効能の構造は、つい最近明らかにされた特殊な糖タンパク質のミラクリンにあるそうです。
ミラクルフルーツの実を食べる(この際に必ず果肉を舌にこすりつけるようにしておく)ことで、ミラクリン分子が舌の味蕾と呼ばれる器官にくっつき、次に食べた酸味・苦味のある食べ物や薬剤を甘く感じさせることができるようになっています。
この効果の持続時間は、30分から2時間ほどまでもつそうです。
なおミラクルフルーツだけで食べても甘くは感じないのも、ミラクリンの力なのです。こうした効果を利用して、糖分を取りすぎないですむようにして、糖尿病予防やダイエットなどにも大いに活用されています。
レモンやグレープフルーツなど美容効果も期待できそうな果物と一緒に食べてみると、なおダイエット等を促進させることができるかもしれませんね。
みなさんもミラクルフルーツを見かけたら一度食べてみてはいかがでしょうか。
GreenSnap編集部