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スプレーマムとは、たくさん種類のある菊の中でも、ガーデンマムと並ぶ洋菊の一種として知られています。ここでは、そんなスプレーマムの花言葉やその種類品種などを中心に、おすすめのアレンジメントなども合わせてご紹介します。
スプレーマムの花言葉は「高潔」、「清らかな愛」、「あたなを愛す」、「気持ちの探り合い」です。愛の告白で用いても良さそうな花言葉ですが、菊のイメージはどうしてもネガティブな印象を持つため、愛の告白ではプレゼントは避けた方が良いかもしれません。
ちなみに、菊の花言葉は、「高貴」「高潔」です。
スプレーマムの花言葉「高潔」は、この菊の花言葉に由来しているとされています。菊に「高潔」や「高潔」という花言葉がつけられた由来は、菊が天皇家の紋を表しているからです。
菊というと、すでにご紹介したように天皇家の紋にも使われ、日本の花というイメージですよね。たしかに菊は日本原産ですが、アメリカで品種改良されたものがあります。それがスプレーマム。アメリカで改良されたため、「西洋菊」、「洋菊」とも呼ばれます。
また、菊には〇〇マムという名がついた品種がありますよね。スプレーマムもそうです。このマムとは菊の別名。学名のChrysanthemum(クリサンセマム)を略して「マム」と呼ばれるようになりました。
スプレーマムは、茎がよく枝分かれをして育ちます。放射線状に小ぶりの花をいくつも咲かせるのが特徴です。そのため、こんもりとしたドーム状に咲き広がるのです。
スプレーマムは、いわゆる菊と比べてよく育つ傾向にあります。菊は仏花にも利用されるほど、落ち着いたトーン。暗い印象を持つ方もいらっしゃるでしょう。
しかし、スプレーマムはアメリカで改良されただけあり、カラーが明るく華やかな印象です。仏花に使われる菊とはかなり印象に差があります。一重咲きだけでなく、八重咲、ポンポン咲きなどボリューミーな派手なものがあるのも特徴です。
ここではスプレーマムの人気の種類についてご紹介しますので、見てみましょう。
ジャーマン・ガーデンマムは、日本国内だけでなく、ヨーロッパでもガーデニングで人気の菊です。密集してたくさん咲かせる菊が非常に美しく、ポットマム(鉢植えの菊)として有名です。
鉢植えで育てるとこんもりと丸くまるでドームのように咲き、非常に華やかな見た目になります。
セイアメリは、淡いピンクの色の花をつけるスプレーマムです。背丈は80~95センチほど。基本はピンク色ですが、オレンジ、白などカラーバリエーションも豊富です。
スプレーマムのなかでも、カーネーションに似た花弁を持つのがカーネマムです。ぱっと見ただけで菊とは思えないような華やかな印象で、やさしい雰囲気もあります。
ポンポン菊のセイピースは、まんまるくて愛らしい菊と言えます。こんもりとしてボリュームもあり、華やかな印象です。一輪挿しでも存在感があり、目立ちます。セイスピースは、甘い香りがするのも特徴。甘い香りが楽しめる珍しい菊です。
スプレーマムのアレンジメントについてご紹介します。
いくつか育てているスプレーマムを数輪摘んで、小さなポットにアレンジメントをしてみませんか。緑の松や赤いマンリョウの実と一緒にアレンジすると、カラフルで和風な印象に仕上がるのでおすすめです。
和室に飾っても良いですし、お正月飾りにも向いています。
スプレーマムはドライフラワーにすることが可能です。ここでは、ドライフラワーの作り方をご紹介します。スプレーマムを適量つんで、麻紐で結びましょう。通気性の良いところに逆さまにして吊るします。すると約2週間ほどでドライフラワーになりますよ。お花からカサカサと音がするくらいになったら、完成です。
ドライフラワーなら長くお花を楽しめます。カサカサとしたドライフラワー。しかしポンポン菊なら、コロンとまるくてドライにしても愛らしく、華やかでおすすめです。
一重咲きなら、押し花にしやすいのでアレンジしてみませんか。花の根元に近い部分で茎をカットします。厚みのあるものは、乾燥がしにくい傾向にあるので、注意しましょう。また花弁が多いものも不向きです。分厚い本などで挟んでおけば押し花の出来上がりです。
鉢植えなどでただ育てるだけでなく、いろいろアレンジしてスプレーマムを楽しんで下さいね。
GreenSnap編集部