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可愛らしい印象のレンゲソウは、4月~6月頃に見頃を迎えます。レンゲソウの花はピンク色で、水田に広がる蓮華畑を見たことがある方も多いのではないでしょうか。レンゲソウは園芸初心者の方でも育てやすい植物であり、ガーデニングや鉢植えなどで楽しむことができます。レンゲソウは漢方などの効果もあることから、癒しの花言葉があります。
今回は、蓮華草の花言葉や特徴などについてご紹介していきます!
レンゲソウの花言葉は、「私の幸福」「心が和らぐ」「あなたは幸福です」などです。心が和らぐという花言葉は、レンゲソウの根には薬効成分があることから服用することで痛みを和らげていたことに由来するといわれています。
また、レンゲソウの花や茎、そして根は漢方に効果的であることから、癒しの花言葉がいくつもあります。
西洋では、レンゲソウには「your presence softens my pains(あなたと一緒なら苦痛がやわらぐ)」という花言葉があります。
昔から蓮の花は極楽浄土に咲く花といわれており、蓮の花に似ているレンゲソウは苦しみの状態から解放してくれるような花であることが由来であると伝えられています。
レンゲソウという名前は、その花形が蓮の花に似ていることから名付けられました。レンゲソウの学名「Astragalus sinicus」はラテン語で中国という意味で、原産国が中国であることを表しています。
また、レンゲソウは別名「紫雲英(ゲンゲ)」とも呼ばれ、レンゲソウの咲く景色が紫色の雲の上にいる様子のように見えることが由来です。英という漢字は、中国語で花を意味します。
英名では「Chinese milk vetch(中国の蓮華草)」と呼ばれ、羊が蓮華草を食べると乳がよく出ることから名付けられたとされています。
レンゲソウの開花時期は4月~6月頃で、越年草(えつねんそう)の植物です。越年草とは、秋の時期に発芽して翌年に花が咲く植物のことです。草丈は約10cm~25cmで、花びらの大きさは1.5cm程度です。
ピンク色のレンゲソウは地面を這うように育ち、水田などでは綺麗な蓮華畑が見られます。レンゲソウは地中の根粒菌と共生して窒素を増やすことができる植物のため、昔から水田などに植えられています。
最近では水田などに化成肥料が使用されていることが多く、蓮華畑を見る機会が減少しています。そのほか、日本全国の道端や土手などにも咲いています。
レンゲソウは幅広い環境で育ちますが、耐乾性が弱いためご自宅で育てる場合は土を乾燥させないように水やりをしましょう。
また、レンゲソウにはビタミンBや祖たんぱく質が含まれているため、栄養価がある植物です。そのため、若芽のおひたしや天ぷら、そして蓮華の花から採取したハチミツなどで食べることができます。
レンゲソウは耐寒性が強く育てやすい植物のため、ガーデニングや鉢植えなどに人気があります。地面を這うように成長していくので、グランドカバーとして楽しむことができます。一面ピンク色の絨毯を敷き詰めたような景色はとても綺麗です!
そのほか、レンゲソウをほかの植物と寄せ植えすることでアクセントにもなります。
水田などで見られる蓮華畑も綺麗ですが、数輪でも可愛らしい印象の蓮華草は鉢植えなどで育てても素敵です。初心者でも育てられる植物なので、ご興味があればぜひご自宅でレンゲソウを育ててみることをおすすめします!
Lily