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高木のエンジュ(槐)は、7月~8月頃に見頃を迎える落葉樹です。小さな黄色い花を沢山咲かせ、秋には緑色の実が付きます。エンジュは街路樹などに植えられていることが多く、紅葉も綺麗です。エンジュは縁起の良い木とされており、素敵な花言葉があります。
今回は、エンジュの花言葉や特徴などについてご紹介していきます!
エンジュの花言葉は、「上品」「幸福」「慕情」です。エンジュは仏教と同じ時期に渡来し、人々から幸福の木として親しまれていたことから幸福、そして気品のある花が咲くことから上品という花言葉が付けられました。
また、慕情(ぼじょう)という花言葉は、エンジュが古くから人々に親しまれて綺麗な花を咲かせることが由来とされています。慕情は特に異性に対する想いを表現しているため、女性への贈り物などに最適です!
エンジュという名前は、恵爾須(えにす・ゑにす)という言葉が由来とされています。その昔、恵爾須とは同じマメ科であるイヌエンジュのことを指していましたが、それが転じてエンジュになりました。また、エンジュは延寿に通じていることから長寿のご利益があるとされています。
エンジュの英名は「Japanese Pagoda Tree」であり、エンジュが仏教伝来の時期に伝えられたことから名付けられました。Pagodaとは、仏教やヒンズー教で多層の塔という意味です。
エンジュの開花時期は7月~8月頃であり、秋になると紅葉する落葉樹です。樹木の高さは約10m~25mあり、荒地などでもたくましく育つことから街路樹として全国に植えられています。夏には小さな黄色い花が沢山咲き、秋にはさやの中に数珠のような多くの緑色の実が出来ます。実は、成熟すると黒色に変化していきます。
エンジュは成長が早いため、定期的に剪定をする必要があります。また、エンジュにはルチンという成分が含まれており、高血圧や止血の予防効果などがあることから薬用植物としても知られています。
マメ科にはエンジュのような植物がいくつもあり、綺麗な花を咲かせます。原産地や生息地などは種類によって様々です。
北海道や中部地方より北に生息する植物であり、イヌエンジュ属に分類されます。樹高は15m程度で、アイヌ語では「チクベニ」と呼ばれ墓標として使用されていました。
ハリエンジュ属の植物で、別名ニセアカシアとも呼ばれています。木の高さは約10m~25mあり、原産地は北アメリカです。開花時期は5月~6月頃で、エンジュのような白い花が咲きます。
葉痕(ようこん)の側には刺があることが特徴で、刺のあるエンジュであることからハリエンジュと名付けられました。
エンジュの変種であるクララ属に分類されるシダレエンジュは、沢山の葉や枝が下の方に垂れています。別名は、「リュウノツメエンジュ(竜爪槐)」とも呼ばれています。エンジュと同様に、夏の時期に小さな黄色い花を咲かせます。
エンジュには、「上品」「幸福」などステキな花言葉があります。中国では、昔から高官に出世した人が庭などにエンジュを植える風習があることから幸福を呼ぶ縁起の良い木として知られており、幸福という花言葉が付けられています。
エンジュは縁起の良い花言葉を持っているので、相手にプレゼントとして贈る時などはぜひ花言葉を参考にしてみることをおすすめします!
Lily