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オリーブは聖書の中にも記されており、遥か昔から悪霊を追い払う存在とされたり平和のシンボルとされていました。オリーブは実が収穫できる果樹ではありますが、観葉植物や庭木として楽しむ家庭も増えていますよね。
そこで今回はオリーブの花言葉と風水効果について、詳しくご紹介いたします。
オリーブは地中海出身の常緑高木であり、実が収穫できる果樹として遥か昔から親しまれてきました。最近ではその白みがかった細めの葉がおしゃれで人気が高まり、庭木に植えたり鉢植えにして観葉植物としても楽しまれていますよね。
とくに庭やリビングの主役となるような植物をシンボルツリーとも言ったりしますが、オリーブはその花言葉からシンボルツリーにぴったりということで、よく取り入れられるんです。
では、オリーブにはどんな花言葉がついているか、さっそくご紹介していきます。
オリーブの花言葉には「平和」「安らぎ」「知恵」「勝利」といった意味があります。それぞれこの花言葉がついた由来があるので、詳しくご紹介します。
オリーブの花言葉「平和」や「安らぎ」という意味は、旧約聖書に記された「ノアの方舟」に由来します。
その昔、人間を滅ぼす目的で神が起こした大洪水からノアの箱舟で逃れる際に、船にいた鳩が地上からオリーブの枝を持ち帰ったことがきっかけで、洪水が収まったというエピソードがあるのです。これ「平和」や「安らぎ」の由来とされています。ちなみにギリシアやイスラエルではオリーブを国花としています。
オリーブの花言葉「知恵」や「勝利」という意味は、ギリシア神話の「女神アテネとポセイドンの覇権争い」の話に由来します。
人々の役に立つものを選ぶという場面で、ポセイドンが馬を選んだことに対し、アテネは食用や薬用の効果があるオリーブの木を選びました。このことが神ゼウスの評価につながり人々の賛同も得たといわれています。
風水は占いのひとつでまじない程度、と思っている方も多いかもしれませんが、じつは環境学や統計学を基礎にしていて、人々が何千年も前から築いてきた知恵の塊です。
風水には万物に気が宿るとして、その気の流れを整えることで運気をあげていくことを基本としています。この気には陰・陽があり、どちがらが多くても少なくても停滞していてもいけません。
そして、この気の流れを調整してくれるのが、自然のエネルギーをたっぷり浴びて育った「観葉植物」なのです。
風水は環境学とお伝えしたように、観葉植物において一番重要視しているのは視覚情報です。葉が丸い・細い、葉が多い・少ない、葉が上向き・下向きかによって、陰陽の気どちらを司るかが決まっています。
オリーブの葉は細く、上向きに、それでいてたくさん芽吹いて茂るのが特徴ですよね。ですので、風水的にはオリーブには陽の気があり、「成長」や「発展」といった効果があるとされています。
とくにオリーブは萌芽力が強く、木の幹を切ったとしても切り株からどんどんと新芽が芽吹くという強い生命力があります。そのため、風水的には他の観葉植物よりもかなり強いパワーをもっていて、プラスに働きかける力が大きいのです。
オリーブの風水効果を踏まえて考えると、玄関はもっとも適した置き場所です。
そもそも建物の玄関は風水では気の出入り口ともいえ、その人自体や家運、金運の良し悪しを決めるもっとも重要な場所です。
また、玄関はリビングのように人が長時間いる場所ではないですよね。それに加え、軒などがあったりそもそも玄関の内側はドアを閉めてしまえば日が入りにくくて暗いので、玄関全体が陰の気を持つとされています。
というわけで家運や金運を上げるためにも、陰の気がある玄関には陽の気を持つオリーブを置くのがおすすめなのです。
ちなみに風水は方角と密接な関わりがあり、金運は西、出世運は北西、恋愛運・結婚運は南東、健康運は南西と決まっています。ご自身の玄関がどの方角にあるかも確認しておくと、より意識が向いて運気アップの効果もよりあがりますよ。
とくに恋愛・結婚運をあげたい場合は、玄関の両側に品種違いのオリーブを2株置くのがおすすめです。そもそもオリーブは品種違いの株が近くで育っていないと結実しない(しにくい)性質があり、「夫婦の木」とも呼ばれているんです。収穫もしやすくなりますし、運気を上げるためにもおすすめの飾り方です。
オリーブは陽の気を持つのでさらに陽の気が多い場所に飾ると、過剰にパワーが働いて体調を崩したりトラブルにあうことが多くなります。
では陽の気が多い場所はどこなのかというと、リビングとキッチンです。
そもそも陽の気とは万物に少なからず含まれているものなのですが、例えば人が多く集まるリビングなどは陽の気がそこで停滞しやすくなったり、家電が多いキッチンも同じく陽の気が多くはたらいています。
そのため、リビングやキッチンにオリーブを置くのは、風水的にはあまりおすすめしません。
オリーブは、地中海沿岸が原産の高木です。一年中葉を付け、美しくもありカッコ良い姿から庭のシンボルツリーとして選ばれることも多いです。観葉植物や、鉢植えの木としても人気が高いです。熟したオリーブの実は、塩漬けなど食用として用いられます。
また、実をつぶし絞ってオリーブオイルとしても利用されています。花は、白い花を5,6月に咲かせます。樹齢が長いのも特徴の一つです。日本でも、小豆島の樹齢1000年のオリーブの木などが有名です。死ぬまでに訪れたい絶景の一つに挙げる人も多い、隠れた人気の観光スポットです。
古代ギリシアのオリンピックでは、勝者にはオリーブの冠とオリーブオイルが贈られていました。これは英雄ヘラクレスが勝者にオリーブの枝を与えたことが由来しているそうです。花言葉の由来の旧約聖書やギリシア神話だけでなく、このようにオリーブは、古い歴史と密接にかかわっています。
なかには樹齢2000年を越すというオリーブもあるほどなので、人類の発展とともにオリーブの木も寄り添うように成長してきたことがわかりますね。
オリーブは縁起のいい花言葉が多く、とくに平和という花言葉は家族に平和をもたらすようでシンボルツリーにもぴったりですよね。玄関に飾れば運気も上がるといわれているので、ぜひご家庭に迎えて育ててみてください♪
GreenSnap編集部