warning
error
success
information
鮮やかなオレンジの色が特徴的な君子蘭は、交配が盛んに行われている花で園芸家に愛されている花です。
今回は、君子蘭の花言葉や種類、特徴を紹介していきます。
クンシランの学名であるクリビア・ノビリスのノビリス(nobilis)は「高貴」を意味し君子が由来となってこの花言葉が付けられました。
クンシランは明治時代に初めて日本にやってきたのですが、そのときに輸入されたクンシランが、clivia nobilis(クリビア・ノビリス)という品種でした。
このとき日本語で「高貴」を意味する「nobilis」にちなんで、良い人格を持ち、博識である高貴な人のことを指す「君子」が和名に付けられました。
現在、流通している品種はnobilis種ではなく、miniata種ですが、「クンシラン」と呼ばれるのはnobilis種が日本にやってきたときの名残です。
花茎は他の系統と比べて長くて丈夫なつくりとなっています。ダルマ系は、葉は肉厚で幅広、そして短いのが特徴です。また、葉は重なり合っており、左右に開きます。花茎は他の系統と比べると短くて、生長する速度もゆっくりとしています。
斑入り系は葉に淡黄色や白色の斑点が縞状に入っているのが特徴です。
クンシランは南アフリカ原産の植物で、現在流通しているほとんどの品種はクリビア・ミニアータと呼ばれる品種です。ヨーロッパで園芸化され、ラッパのような形の花を10〜20個ほど咲かせます。鮮やかなオレンジ色が特徴ですが、黄色のものもあります。
元々、クンシランといえばクリビア・ノビリスの和名でしたが、この品種は花を下向きに咲かせるので、観賞価値が低いとされあまり栽培されることはありません。
なお、クリビア・ノビリスは南アメリカのケープ州に自生している品種で、明治時代になって日本に初めてクンシランがもたらされましたが、その時に日本に入ってきたクンシランの品種がこのクリビア・ノビリスです。
きれいなオレンジ色が印象的ですが、近年では様々な色が出てきています。みなさんも君子蘭を育てて交配にチャレンジしてみてはいかがでしょうか?
GreenSnap編集部