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ドライフラワーは花をより長く楽しめるように乾燥させたもので、ナチュラルでアンティークな色合いで、古くより親しまれてきました。現在でも根強い人気を得ていますが、その飾り方はインテリアや、賃貸などのライフスタイルによってもさまざまです。
今回はインテリアとして人気のドライフラワーについて、おすすめの飾り方や、風水的な良し悪しにも触れながらご紹介します。
ドライフラワーはすでに水分が枯れている状態なので、ずっと飾っておけると思う方も多いかもしれませんが、実はドライフラワーにも寿命があります。
寿命を迎えたドライフラワーには、カビや虫が発生したり、色褪せが進んで美しくない状態になってしまいます。できるだけそうさせないためにも、ドライフラワーを飾るときは、次の3つのポイントに注意してみましょう。
いくら完全に乾かしたドライフラワーと言えども、日光は大の苦手です。直射日光はおろか、明るい日陰や蛍光灯の明るさでも、だんだんと退色していきます。少しでも長持ちさせたい場合は、ドライフラワーの退色防止スプレーや、特殊加工材を塗布してみるのもいいでしょう。
ドライフラワーは高温多湿の環境も苦手です。湿度が高いとカビが発生する原因にもなるので注意しましょう。同じ理由で、ドライフラワーをつくるときも、しっかりと水分を飛ばして乾燥させておかないと、高温多湿でなくてもカビが発生する可能性があるので、気をつけてください。
壁などに吊るして飾るドライフラワーは、手の届かない位置にあるとなおさら、埃が溜まりやすいです。形も複雑でもろいので、掃除もためらわれますが、ほこりを放置しているとカビや虫の発生原因になります。ブラシで払い落したり、カメラレンズを掃除するブロワーを使うといいでしょう。静電気防止スプレーである程度防止することも可能です。
大事なドライフラワーの場合は、UV処理されたガラスケースに飾ると、寿命も伸びて長く楽しめます。
ハンギング(自然乾燥)法でドライフラワーをつくるとき、生花を束ねてから吊るして、スワッグをつくることが多いです。そのまま乾かしつつ部屋に飾ることができるので、手軽に楽しめます。
吊るす方法としては、壁にフックをつけるか、カーテンレールなどの棒状のものに紐をくくりつけるなどがあります。壁のフックは、最近では壁紙に響かないテープタイプのものなども販売されているので、賃貸でも気軽にインテリアとして飾れますよ。
運動会などでたくさんの国旗のついた飾りを見た憶えはありますでしょうか。あのような紐状の飾りのことをガーランドと言いますが、ドライフラワーを麻紐などで結び連ねたガーランドも、ナチュラルなインテリアとして人気があります。小さいスワッグを連ねてもいいですし、一輪ずつ束ねてもいいでしょう。
モビールとはオーナメントがワイヤーや紐などで吊るされた、動きのある装飾品のことです。オーナメントの部分をドライフラワーでアレンジすると、ナチュラルでより美しく、動きのあるインテリアが完成します。風に揺れる窓辺などにおくと、さらに楽しめそうです。
フライングリースは、リースを天井から吊るして、シャンデリアのようにみたてたインテリアのことです。天井から吊るすことで、全体のインテリアの中でアクセントにもなり、近年人気を集めています。手入れがあまりかからないドライフラワーならではの飾り方です。
単純にマスキングテープで壁に貼り付ける方法も、手軽に楽しめて華やかに壁を彩れます。男前インテリア風、フレンチカントリー風、北欧風など、部屋のインテリアにあわせてマスキングテープの色を変えるのもいいでしょう。壁紙に響かないので、賃貸の方にもおすすめの飾り方です。
生花だと水の交換が大変そうなフラワーベースはためらわれますが、ドライフラワーなら、このような額縁や壁掛けのフラワーベースも気軽に楽しめます。額縁に飾ればまるで絵画のようで、壁掛けタイプのものもシンプルでインテリアとしても美しく飾れます。
賃貸の場合、壁に穴をあけたり貼ったりするのは難しいですが、ドライフラワーは花瓶にいけても、もちろん美しいです。とくに相性がいいのはガラス性、木製、マットな陶器製かコンクリートの花瓶です。パンパスグラスを大きめのガラス花瓶にいけて置いておくだけでも、インテリアのアクセントとなります。
ドライフラワーの楽しみ方はそのまま飾るだけではありません。少し手を加えて、インテリア雑貨をDIY、ハンドメイトするのもいいでしょう。
ドライフラワーだけでつくるリースは長年人気です。また透明のビンなどに詰めるだけでもドライフラワーの美しさを損なうことなく、長期保存にも適した飾り方が楽しめます。この中にオイルをいれてハーバリウムとして楽しむのもいいでしょう。
じつは、風水の位置付け的には、ドライフラワーは「死んだ花」として<陰の気>を帯びるので、運気を下げるアイテムとして扱われます。ただし、飾る場所によっては気の調整の役割を担うので、一概に家に飾るのは良くないというわけではありません。
家の中には、ドライフラワーを飾って良い場所・悪い場所があるわけですが、良い場所を選んだとしても、不潔であったり視覚的に美しいと思える状態ではない場合は、運気を下げますので注意しましょう。
人通り・風通しの良いところには、運気がよく流れ込んできますが、とどまることなく風とともに抜け出てしまいます。そこに陰の気をもつドライフラワーを飾ると、ドライフラワーが持つ陰の気をためすぎずに、適度に陽の気をとどめてくれると考えられています。
風通しの良い場所に飾る時は、赤いものと一緒に飾るのがいいでしょう。赤には厄除けの意味合いがあり、陰の気を中和します。
西日がさす窓辺にドライフラワーを吊るすと、明るい西日がドライフラワーの陰の気を打ち消すと言われています。さらに赤の厄除け効果を増幅させるので、赤い花のドライフラワーや赤いリボンを使うなどがおすすめです。
また、黄色のドライフラワーを西日がさす窓辺に飾ると、女性の魅力が上がるとも言われています。
玄関は家の運気の入り口で、風水においては最重要スポットとも言えます。そこへ陰の気をもつドライフラワーを飾ると、入り口から陽の気をせきとめてしまうのです。
一見すると、人通り・風通しの良い場所のようにも思えますが、靴を履いたりして立ち止まったり、玄関ドアはほとんど開けっ放しにしないため、玄関は当てはまりません。
リビングにドライフラワーを飾ると、玄関から入ってリビング、寝室へと抜けていくはずの運気が、リビングにとどまってよどんでしまう可能性があります。陰の気を持つドライフラワーはリビングには置かない方がいいでしょう。
寝室は窓を閉めていることが多いため、気がとどまりやすいです。そこへ陰の気を持つドライフラワーを飾ってしまうと、陰の気が充満し、運気が衰えてしまうと言われています。
トイレはそもそも陰の気がたまりやすい場所です。そこへ陰の気のもつドライフラワーを飾ると、陰の気が増幅して、トイレの運気が一気に下がってしまい体調不良にもつながると言われています。
ドライフラワーは、生花ほど水やりなどの管理が必要ないので、自由に飾れるのが魅力です。風水を気にする方は置き場所に気をつけつつ、アレンジを楽しんで飾ってみてください。
GreenSnap編集部