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ここでは、夜顔とはどんな植物か、基本情報をご紹介しています。夜顔を育てるコツや花言葉などを記載。夜顔と夕顔は名前が似ていますが、同じ植物なのでしょうか。よく混同されがちな、夕顔との区別についても見てみましょう。
夜顔の花言葉は3つあり、「夜」、「夜の思い出」、「妖艶」です。夜顔という名前だけあり、「夜」という言葉が入った花言葉が2つも。花言葉の「妖艶」は夜に咲くことから由来しています。月明かりに照らされて、夜に咲く姿は妖艶に見えたからでしょう。
確かに夜顔の見た目は朝顔や昼顔に似て漏斗状の花を咲かせます。朝顔とは開花時間帯で区別が容易につきます。朝顔は夜明けから朝にかけて咲きます。夕顔とも見た目が似ていますが、花のシワが強く入っているのが夕顔と覚えると良いでしょう。また5枚の花弁に切れ込みがあるのが夕顔ですので、こちらでも区別がつきます。
夕顔は明治初期に入ってきた比較的新しい植物です。その名の由来はやはり夕方から夜にかけて咲くその特徴からです。
夜顔は7~10月に咲く花で、開花する時間帯に大きな特徴があります。それは夜。夕方から夜にかけて花が開くため「夜顔」という名がつきました。ときどき、「夕顔」と混同されることがありますが、別種の植物ですので注意しましょう。
夜顔の最大の特徴は、その名の由来になったように夕方から夜に咲くこと。多くの植物は太陽の光を好みます。そのため、日差しが出ている時間帯に咲くものが多いです。しかし、夜顔はその反対。夜に開花するという夜顔の特徴は珍しいと言えます。
夜顔は朝顔、夕顔と同じくつる性の植物であることも特徴の1つ。その特徴を生かしてグリーンカーテンとしても利用できます。花期がちょうど暑い夏の時期ですので、ネットを利用して美しいフラワーカーテンにもなります。
暗い月明かりの中でも咲くお花は少し珍しいと言えます。ぜひお庭にお迎えしてみませんか。夜顔は日当たりのよい場所を好みます。光を感じると閉じる夜顔は短日植物。そのため、夜も夜顔に光が当たってしまうと、植物ならではの感覚を失い花が咲かなくなります。
夜間は蛍光灯など照明が当たらない場所で育てるようにしましょう。夜顔は育てやすく、初心者の方も手を出しやすい植物と言えます。地植えの場合は特に手間がかからず、水やりは降水だけで十分です。ただし、根が張るまではこまめに水やりをしましょう。
また、何日も雨が降らない場合で、土が乾燥していたら適宜水やりをしてください。土の表面の色が薄く見えたら、水やりのタイミングです。鉢植えの場合は、土が乾くのを待って水やりをします。夜顔の花期である夏は土が乾きやすいので注意が必要です。
また先述したように、夜顔はつる性の植物ですので、摘心(てきしん)と誘引が必要となります。摘心とは、成長を促すためにつるの先端をカットすることです。これによって夜顔が大きく広がります。誘引とは、つるを支柱などに誘導することです。伸びてほしい方向に這わせましょう。
ベランダなどにネットを張って、グリーンカーテンにするのもおすすめですよ。
GreenSnap編集部