warning
error
success
information
秋らしい紫の釣鐘状の花を咲かせるイワシャジンは日本を代表する山野草です。夏の暑さや乾燥が苦手なので山地や渓谷で見かけることが多いですよね。
今回は、イワシャジンの花言葉や特徴などを紹介していきます。
「感謝」は、釣鐘型の花の形が教会の鐘を連想させることからつけられました。また、「誠実」は、ひんやりとした湿った岩石などでひっそりと、細い茎先に涼しげな趣のある花を咲かせる可憐な姿からつけられました。
漢字では岩沙参と書き、中国の漢方薬「沙参」から由来し岩に自生する様子からついた名前です。
「シャジン」という植物名はイワシャジンを含むキキョウ科ツリガネニンジン属や近緑植物につけられています。
山地による変種があり、代表的なものとしては南アルプス薬師寺、観音寺、地蔵岳産のホウオウシャジンがよく認知されております。
また、根茎はゴボウ根を束ねたようなもので、春の芽出し後に、株枕に栄養葉のスペード型の葉を開かせます。
イワシャジンは山野草として人気が高く、大草の多年草で、特に関東地方南部や中部地方南東部の山地の岩場によく見ることができます。
この仲間の植物としては地位異変が多く、ホウオウシャジン、ツクイシシャジン、ヒナシャジン、ヤジャジンシャジン、ウメガシマシャジン、アマハタシャジン、オオヤシャジンなどと地名で呼ばれ区別されています。
ホウオウシャジンとは、南アルプス鳳凰三山の限られた岩場に自生するイワシャジンの変種です。茎葉は細く、先端が鎌形に曲がっており、7月から8月にかけて紫色の釣鐘型の花を数輪、垂れるように咲かせます。
ツクシイシャジンは九州中央値南部に限られて生息しており、現在は乱獲により激減している。また、これはイワシャジンににて栄養葉は三角で、夏に咲きます。花は釣鐘型えやや小さく葯が突出しているのが特徴です。
ヒナシャジンは四国の石灰岩地に稀に見られます。細長い葉を垂らし、晩夏から秋にかけて咲きます。最近では、白花やダブル咲きなどの花が流通し、マニアにも人気になってきています。
ロックガーデンなどで好んで楽しまれることが多い植物です。みなさんも秋が見頃のイワシャジンを育ててみませんか?
GreenSnap編集部