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小さな緑色の葉っぱが可愛らしいアジアンタム。素敵な花言葉も多く持っていて、フラワーアレンジメントやプリザーブドフラワーで人気があります。
育て方には少しコツが必要なので、今回はコツも含め、アジアンタムの花言葉や種類、特徴や枯れないコツを紹介していきます。
アジアンタムの花言葉は「繊細」、「無垢」、「天真爛漫」、「無邪気」などがあります。
アジアンタムは花を咲かせませんが、小さなグリーン色の愛らしい葉っぱが、沢山茂る様子がまるで花のように見えることから、花言葉が存在しています。
アジアンタムは世界中の熱帯・亜熱帯・温帯に分布しているシダ植物です。花や実をつけることはありません。
5月から9月頃に植え付けや植え替えの時期で、乾燥に弱いので鉢植えで育てることがおすすめです。乾燥と水不足で葉が枯れてしまうということがよくあるので、湿度が下がってきたら霧吹きなどで潤してあげましょう。
原産地は世界の温帯から熱帯で、約200種が自生しています。日本で流通しているアジアンタムの多くは、「アジアンタム・ラディアナム」という園芸品種で、これを親株としてさらにいくつもの品種が流通しています。
フラグランスはアジアンタムの中でもとくに人気で、園芸店で「アジアンタム」とだけ書かれて売られているものがあれば、高確率でこのフラグランスだと言えます。
フラグランスは葉の茂りがよく、枝垂れるように伸びていきます。育てやすく、大株になると1mを越すほど大きくなるので、都度株分けなどをして育てるのがおすすめです。
モノカラーはフラグランスよりも茎が短く、コンパクトにこんもりと茂るのが特徴です。あまり場所を取らないので省スペースで育てたい方や、カウンターの上などに飾って楽しむのがおすすめです。
ミクロフィラムは数あるアジアンタムの中でもとくに葉が小さい品種です。アジアンタムの特徴である軽やかで涼しげなルックスがより強調される人気品種で、透け感のある見た目が楽しめます。
マクロフィラムはミクロフィラムの反対で、アジアンタムの中でももっとも大きい葉をもつ品種です。葉の大きさは5〜8cmほどにもなるので、見慣れたアジアンタムの姿とは一線を画しています。
フリッツルーシーはほかのアジアンタムよりもやや茎が立ち上がるのが特徴です。少し高さがでたところで茎が枝垂れるように伸びるので、噴水のようなダイナミックな姿が楽しめます。
ペルビアナムはマクロフィラムにも似ていて、葉が大きいタイプのアジアンタムです。ほかのアジアンタムよりも葉の発色がよく、より鮮やかで存在感のあるアジアンタムです。
ピーコックは葉の色が特徴的で、新葉がピンクに色づいて伸びてきます。通年新葉を伸ばすのでランダムにピンク色の葉が楽しめます。
スノーフレークは葉に白い斑が入ったかわいらしいアジアンタムです。葉が小さいので一枚一枚の斑は見えづらいですが、遠目に見るとほかのアジアンタムよりもクリーミーなカラーで、最近人気の品種です。
プベッセンスはほかのアジアンタムよりもシダ植物特有の葉の性質が現れやすい品種です。ひとつの茎に葉がびっしりとつき、茎が放射状に広がります。
カウダツムは葉をよく垂れさせるように伸びていくので、ハンギングや高い位置に飾ると葉の流れを楽しめます。流通量が少ないレア品種です。
アジアンタムは品種によって枝垂れるように伸びていくものがあるので、ハンギングにしたり、スタンドにおいて少し高い位置で楽しむのがおすすめです。
和風のインテリアにも、洋風のインテリアにも馴染みやすいルックスなので、鉢の印象で雰囲気がガラリと変わります。お気に入りの鉢にいれてお部屋のインテリアに合わせてみてくださいね。
アジアンタムの名前の由来ですが、これはギリシャ語から来ているといわれています。
ギリシャ語である、「adianoto(アディアントス)」がその語源となっており、その意味は、「濡れない」です。アジアンタムの葉は、よく水をはじく性質があるため、昔の人がその様子を見て、このような名前になったそうです。
そしてアジアンタムの英語名である、「Maidenhair fern」には、「乙女の毛のシダ」という意味があり、柔らかいアジアンタムの葉の様子が、まるで少女の髪の毛のような印象を与える事からその名前がつけられたといわれています。
アジアンタムは花や実をつけない植物ですが、アレンジメントやプリザーブドフラワーなどで人気です。小さな葉が可愛らしい観葉植物ですよね。
ただ、よく枯れてしまったということが多いので乾燥には気をつけてください。一度葉が枯れてしまうと元には戻りませんが、根が生きていれば枝が伸びてくるので早めに発見したらすぐに対処しましょう。
種類もいろいろとあるので、お気に入りのアジアンタムを育ててみましょう。
GreenSnap編集部