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毒性を持つ植物として有名なトリカブトですが、誤って食べたりしなければ綺麗な花や、特徴的な葉を楽しむことができます。
今回は、トリカブトの花言葉や種類、特徴を紹介していきます。
英語ではMonkshood(修道士のずきん)、Helmet flower(かぶとの花)という名前がついており、これらもその見た目から付けられたものです。
一説によるとトリカブトは、西洋ファンタジーなどにも番犬として頻出するケルベロスのよだれから生まれたとされています。
生肉にトリカブトを包んで狼を罠にかけたという伝承もあり、昔からその毒が言い伝えられてきました。
トリカブトの花は「鳥兜」という被り物に似ているためにこの名前がつけられたそうです。
生薬名では附子といい、冷えや寒気を伴った、嘔吐・下痢・腹痛などといった病気を改善する効果があるといわれています。飲むとすぐに身体が温まって、発汗を促進するのが特徴出そう。
そのため、トリカブトは代謝増進、むくみの改善、アレルギー性鼻炎の薬などにも使われてたりします。
生薬として使われる部分は乾燥させたトリカブトの子根です。ただし、漢方などで使われているものは毒性を弱めたものなので、一般的な利用はあまりおすすめできません。
関東地方の太平洋側から中部地方にかけて、低山や草原に生えている品種で、草丈は100cmから150cmほどです。
北岳の特産で、岩の多い草原に生えて、20cmほどの日本産のものの中で一番小柄なのが特徴です。
富士山によく生えている品種で、班模様が入っていて、30cmから60cmほどの草丈です。
葉っぱが深裂しているのが特徴です。大雪山で特産で、深裂して細かで繊細な葉っぱの形が特徴です。それ以外にも、ヨーロッパや中国に分布している品種など様々なものが見られます。
毒に由来した花言葉がありますが、「栄光」などの輝かしい花言葉もあります。毒があるというイメージに囚われずに様々な種類のトリカブトを楽しみましょう。
GreenSnap編集部