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秋の七草の一つのフジバカマ。日本の気候にあっており、古くから栽培されてきました。
今回は、フジバカマの花言葉や種類、特徴を紹介していきます。
「ためらい」はフジバカマの小花が少しずつ咲いていくことにちなんでいます。
また、「遅れ」「あの日を思い出す」は、華奢な見た目から想像して情緒的な花言葉になっています。
奈良時代に中国から日本に渡来し、野生化したといわれています。今では河原や池のほとりなどの水辺を好んで自生します。
しかし、フジバカマは現在では国のレッドデータブックで準絶滅危惧種(NT)、京都では絶滅寸前種にも指定されています。
したがって、市販されているフジバカマの多くは「サワフジバカマ」というものです。茎と葉にクマリン系の香りがあり、中国では芳香剤として利用されてきました。
花の大きさは5mmほどで、左右対称に生える葉と、糸のように出た雄しべが特徴的です。
フジバカマの精油は珍しいですが、日本古来の奥ゆかしい春の風のように、桜もちの葉の香りと杏仁に似た香りがします。この香りは、防虫効果もあるとされています。
秋に鑑賞して楽しむ「秋の七草」の1つとして、奈良時代より前から親しまれています。
葉に乳白色の斑が入るフジバカマ斑入りもあります。花は基本形と変わりません。
フジバカマとサワヒヨドリの雑種がサワフジバカマで、フジバカマの名で市販されている多くはこれにあたります。
栽培種は、原種のフジバカマを小型にしたような姿で花茎の色が全体的に紫色が濃いのが特徴です。
現在の日本には自生に適した環境が少なくなったため激減し、絶滅危惧種となっています。京都では、原種のフジバカマを保護する活動が盛んに行われています。
みなさんも秋の七草のフジバカマを楽しんでみてくださいね。
GreenSnap編集部