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アロエは人々の身近な薬草として、昔から世界各地で親しまれてきました。軽い火傷や日焼けの後の肌にアロエを塗った経験がある、またアロエが入ったヨーグルトを食べたことがある、という方も多いのではないでしょうか。
今回は、そんな私たちの暮らしにも身近なアロエの特徴や効能、花言葉などについてご紹介していきます。
アロエの花言葉は、「健康」「万能」です。
また西洋では、アロエの花言葉は「bitterness(苦痛)」「grief(悲嘆)」となっています。
アロエの花言葉「健康」「万能」は、アロエが古くから民間薬として利用されていることから、その効果と効能に由来したといわれています。
一方、西洋でのアロエの花言葉「bitterness(苦痛)」「grief(悲嘆)」は、アロエについているトゲに由来しています。
あまりアロエに花のイメージがない方が多いのではないでしょうか。
品種にもよりますが、条件が整えば赤い花や黄色いお花などさまざまなお花が咲きます。
アロエは遥か昔、紀元前の頃から薬用として用いられ、エジプトでは「不滅の植物」として重用されていたそうです。日本でも昔から「蘆薈(ロカイ)」のという名で、漢方医に用いられてきました。
現在もアロエについての研究は続いており、苦味の元となるアイロンという成分には健胃作用や便秘解消などの働きがあることがわかっています。
またアロエには保湿や抗菌、消炎効果があるとされており、傷や火傷、虫さされの外用薬としても用いられます。薬用として重用される一方、かの有名なクレオパトラは若さを美貌を保つためにアロエを化粧水として愛用していたといわれています。
※アロエは種類が多く全てのアロエに上記のような効果はありません。特に観賞用の種類にはほぼ薬効はないとされているので注意してください。
ヨーグルトなどで食べることの多い、食用のアロエはアロエ・ベラという種類です。
皮膚の健康を維持するビタミンC、E、B12、ベータカロテンといった栄養素を豊富に含んでいます。
アロエは冒頭にも触れていますが「食用・薬用に適した品種」と「美しい斑のある鑑賞用の品種」に大きく分けられます。今回はいくつか人気の代表種をご紹介します。
アロエ・ベラは、日本でもっとも栽培されている種類の一種です。食用にするのはアロエ・ベラでヨーグルトや刺身として馴染みがあります。また、保湿効果が高いので化粧品の原料として使われることもあります。
キダチアロエは日本でも古来から民間薬として馴染みのある種類で、「医者いらず」という別名があるほどです。アロエ・ベラと並びもっともポピュラーな種類です。
アロエ・ヴァリエガクは観賞用のアロエとして人気で、春になるとアロエでは珍しく薄紅色の愛らしい花ををつけます。葉っぱは、上に伸びていて、点状の白い斑が入っています。また葉先は緑色ですが、茎に近づくほど白っぽくなります。このグラデーションがとても美しいです。
アロエは乾燥にも強い多肉植物なので、比較的育てるのも簡単です。個性豊かな種類も多く、ぷっくらとした葉から「アロエの女王」「くちびるアロエ」 と面白い流通名で呼ばれている種類もあります。
気に入った見た目の種類を選んで、オリジナルの名前をつけてあげるのも面白いですね。
是非、お部屋に飾ってみてはいかがでしょうか。
GreenSnap編集部