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秋に球根を植え、春の訪れとともに咲くフリージア。花のかわいらしさ、色によって変わる香りはとても魅力的ですよね。
今回は、フリージアの特徴や種類、色で変わる花言葉を紹介していきます。
フリージア全体の花言葉の意味は、「あどけなさ」「純白」「純潔」「親愛の情」です。
現在ではたくさんの花色のあるフリージアですが、かつては白色のフリージアしか存在していませんでした。その白いフリージアの美しい花姿と、甘くフルーティーな香りが花言葉の由来となっているそうです。
「純潔」や「純白」などの花言葉が花嫁を連想させるので、ウェディングフラワーにもピッタリな花言葉ですね。
現在はフリージアには白以外にも、赤や黄、紫などの花色が存在していて、それぞれ色別に別の意味の花言葉も持っています。どれもフリージアにぴったりの女性らしい意味があります。色別の花言葉は表の通りです。
赤 | 「純潔」 |
白 | 「あどけなさ」 |
黄 | 「無邪気」 |
紫 | 「あこがれ」 |
フリージアの英語の花言葉は、「innocence(純潔)」「friendship(友情)」「trust(信頼)」です。
フリージアの花言葉に怖い意味はありません。美しい花には怖い意味が含まれていることがあるので、怖い意味があると思われているのかもしれませんね。
フリージアは、「1月10日」、「8月20日」の誕生花です。
フリージアは、2〜6月頃に開花します。チューリップや水仙と同じ秋植え球根で、秋に球根を植えると春を迎えます。
花形は一重、八重、半八重などがあり、さまざまな花姿で目を楽しませてくれます。
花色も豊富で、黄、白、赤、桃、紫、淡紫など幅広く揃っています。細長い弓形をした花びらの上部に穂のように6〜10個の6枚の花弁をもつ花が咲きます。休眠期の球根は、らっきょうによく似た形をしています。
フリージアは色とりどりの花以外にも、特徴的な甘い香りを有しています。この香りには、神経の高ぶりを抑える効果があるとされる、リナロールやα-ターピネオールと呼ばれる成分が含まれています。
なお、甘い香り自体はβ-イオノンという成分によるものだそうです。
フリージアは、18世紀中頃、デンマークの植物学者エクロンによって南アフリカで発見されました。エクロンは、親友であったドイツ人医師「フレーゼ」への感謝と友好の気持ちを込め、彼の名にちなんで花に「フリージア」という名前をつけました。
フリージアが日本へと持ち込まれたのは明治後半期で、オランダから球根を輸入したことが始まりであるといわれています。
本格的に国内で栽培されるようになったのは、昭和に入ってからになります。当時は黄色い花を咲かせる園芸品種「バター・カップ」が主流だったようです。
比較的最近発見された植物ではありますが、北アフリカにはフリージアという名の仙女に関する伝承が残されています。
フリージアの和名は、花色や葉の形が水仙に似ていることから「浅黄水仙(アサギスイセン)」と名付けられています。
また、甘い香りがすることから「香雪蘭」、アヤメと水仙の両方に似ていることから「菖蒲水仙」とも呼ばれています。
フリージアには原種が10種類ほどあります。ヨーロッパで盛んに品種改良が行われてきたことから、現在は園芸品種が150種類以上あります。
よく栽培されているフリージアは、オランダで改良された「リキトリニー種」「コリンボーザ種」「スパルマンニー種」、赤や紫の花を咲かせる「アームストロンギー種」などの園芸品種です。小さなユリ状の花の種類で、可憐な姿をしているのが特徴です。
中でも「アームストロンギー種」は、花が白で中心部分がオレンジ色、縁の部分が紫を帯びたピンクなる複色の美しい花を咲かせます。
原種では「レフラクタ」種が最も有名な黄色い花を咲かせ、変種として白い花の咲く「アルバ」や、一部がオレンジ色になる黄色い花をもつ「ライヒトリニー」も存在します。
原種以外の種は、比較的病気に弱く、切り花生産も難しいこともあり、栽培用以外には流通していないようです。
幻の品種と呼ばれている「ファンタジー」という種もあります。最初の八重咲き品種であり、ミュージシャンのジョン・レノンが手がけたアルバム「ダブル・ファンタジー」はこの花に由来しているのではないかといわれています。
次に、いくつか代表種を紹介していきます。
フリージア・カシスは、大輪の八重咲き、濃いピンクの色をしておりインパクトのある品種です。
ふわりと香る甘い香りと、丸みを帯びた可愛らしい花姿が魅力的なフリージア。ブーケにすれば、春の訪れを感じさせるとても爽やかな花束になります。
お誕生日はもちろん、ホワイトデーや記念日、結婚祝いや出産祝いなど、さまざまなシーンにぴったりの花ですので、贈る相手に合わせて花色を選び花言葉を贈ってみてくださいね♪
GreenSnap編集部