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ガーデニングで人気のナデシコ。古くから愛されてきた花で、現在では「なでしこジャパン」など女性に例えられる花ですよね。春や秋にはかわいらしい花を咲かせてくれます。
今回は、ナデシコの花言葉や種類を紹介していきます。
ナデシコの花言葉は「無邪気」「可憐」「貞操」です。
西洋ではナデシコが鮮やかな花色と愛らしい姿で草原の中に咲くことから、「無邪気」や「可憐」という花言葉がつけられました。
また糸が集まったようこの繊細な花姿から、清楚な女性をイメージし、「貞節」という花言葉もつけれています。
ナデシコは花全般の花言葉以外にも、下記のように、花色によってそれぞれ異なる意味を持っています。
ピンク | 「純粋な愛」 |
赤 | 「純粋で燃えるような愛」「大胆」 |
白 | 「才能」「器用」 |
ナデシコが見頃を迎える時期は、4〜10月ごろです。春夏秋と長い季節にわたって咲くので、ガーデニングに人気の多年草・一年草でもあります。
ナデシコの花は鮮やかなピンク色や白色のものが多いですが、西洋の品種には濃い赤色や、園芸品種では白と赤が混ざりあった花を咲かせるものもあります。
花弁の数は五枚ですが、縁には細かい切れ目が入っており、品種によっては糸状に花びらが広がるように咲くのが特徴です。
ナデシコは漢字では「撫子」と書きます。これは淡いピンク色の可憐な花を小さな子に例え、撫でたいほど可愛らしいことから「撫でし子」となった説が有力とされています。
また学名でもあるダイアンサスは、ギリシャ語の神と花を表す言葉が繋がったものであり、神聖な意味を持つ花とされています。
古くから多くの人々に愛されてきたナデシコは、和歌でも詠まれてきた歴史ある花です。江戸時代の園芸ブームに中国の「常夏」と交配が行われ、多くの品種が生まれ、現在では約300種類ほどあるといわれています。
その多くが四季咲きで1年にわたって楽しめる花であるため、観賞用や園芸用として親しまれてきました。
母の日に贈る花としても有名なカーネーションも同じナデシコ属の花ですが、一般的にはカーネーションを除いたものをナデシコやダイアンサスと呼んでいます。代表的な品種をいくつか紹介していきます。
日本に自生している代表品種で、「ヤマトナデシコ」ともいわれています。秋の七草のナデシコは本種をさしています。
平安時代に中国から渡ってきた品種で、開花時期が長く四季を楽しむことができます。「唐撫子(カラナデシコ)」ともよばれます。セキチクの改良品種である「常夏」は日本でも園芸が流行がした江戸時代に一躍人気となりました。
他のナデシコとは異なり茎が株状で、下が木質化します。紅紫色の花を咲かせ、「フジナデシコ」ともよばれます。
ヨーロッパ原産の品種で、秋に紫色の花を咲かせます。欧米でも有名な品種で、ガーデニングでも人気です。
ナデシコは、丈夫で育てやすく初心者の方にもおすすめの花です。ただし、高温多湿には注意してくださいね。いろんな種類のナデシコを寄せ植えすると鮮やかなお庭になって素敵ですよ。ぜひナデシコの花を植えてみましょう。
また、色別で様々な花言葉を持っているので、贈る人に合わせてプレゼントしてみましょう。
GreenSnap編集部