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クリスマスローズは、花の少ない花壇を彩る代表的な花のひとつですね。控えめにうつむいたかわいらしい花姿が魅力的なクリスマスローズは、花言葉も優しい意味を持つものが多いので、贈り物にもおすすめです。
今回はそんなクリスマスローズの花言葉の意味や由来を詳しく紹介していきます。
クリスマスローズの花言葉は、「労り」「追憶」「慰め」「私の不安を和らげて」「私を忘れないで」「中傷」などの花言葉がつけられています。
また、日本では「合格」という験担ぎにもなる花言葉がつけられています。
古代ヨーロッパでは、原種のクリスマスローズが持つ清らかな香りには人の心を癒やす効果があると考えられていました。
この効能に由来して、このような花言葉がつけられたといわれています。
中世ヨーロッパでは、騎士たちが戦場に向かうときに、自分を忘れないでほしいという思いを込めて、恋人にクリスマスローズの花を贈ったそうです。「私を忘れないで」という花言葉には、エピソードに由来したといわれています。
クリスマスローズの花に見える部分は、実は花びらではなくガクです。そのため、ガクは散って落ちることがないことから、受験を応援してくれる「合格」という花言葉がつけられています。「合格の花」として、クリスマスローズを受験生への贈り物にするのも素敵ですね。
クリスマスローズの花言葉には「中傷」というあまり良い意味ではない花言葉も含まれています。
実は、クリスマスローズの茎には毒があることが知られています。クリスマスローズの原種であるクリスマス・ニゲルの黒い根には毒が含まれており、古くはその毒を矢に塗ったり、飲み水に溶かして敵国の兵力を弱めるために使用されていました。
これに由来して、「中傷」という怖い意味の花言葉がついたと考えられています。
クリスマスローズは品種改良が盛んに行われているため、白や紫など様々な花色があります。しかし、色別の花言葉は特に存在しないようです。
クリスマスローズは、クリスマスの時期にバラによく似た花を咲かせることから、このような名前がつけられたとされています。ローズという名前がついていますが、バラ科の花ではありません。
クリスマスローズ自体は、ヨーロッパや西アジアが原産の植物で、原種はノイガーという品種名で知られています。一般的に流通しているクリスマスローズはクリスマスの時期には開花しませんが、ノイガーはクリスマスの時期に開花します。
品種改良が進み、花色や八重咲き、半八重咲きなど花形の種類も多く、殺風景になりがちな冬の時期に花を咲かせるため、切り花だけでなく鉢花としても人気があります。
クリスマスローズは「純真な心の贈りもの」として扱われていて、キリスト教の逸話にも登場する神聖な花でもあります。
聖母マリアがキリストを出産した際に、お祝いに多くの人々が駆けつける中、貧しかった少女マデロンはお祝いの品を持っておらず、途方に暮れていました。
悲しさからマデロンが流した涙が地面に落ちると、地面から純白の美しい花が咲いたといわれています。
その花がクリスマスローズで、マデロンの純真な心から生まれた花と言い伝えられています。
クリスマスローズは、「慰め」「私を忘れないで」「私の不安を和らげて」「中傷」など心を落ち着かせる労りの花言葉を多く持ちます。
純真な花としても知られているため、大切な人への贈りものにもおすすめです。ぜひ大切な方にクリスマスローズを贈ってみてくださいね。
GreenSnap編集部