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カスミソウは繊細な花姿で、まとめるとベールを包み込んだような素敵な花束になります。冠婚葬祭で使われることも多いカスミソウですが、どのような花言葉があるかご存知でしょうか。
この記事ではカスミソウの花言葉を中心に、GreenSnapユーザー約400人におこなったアンケート結果をふまえながら、プレゼントするときの注意点や、花瓶で長く飾るコツなどをご紹介していきます。
カスミソウの花言葉は「清らかな心」「無垢」です。
「清らかな心」という花言葉は、カスミソウの花姿が控えめでありながらも、他の花を引き立てる美しさを持つことに由来しています。
また、カスミソウの英名「Baby’s breath(赤ちゃんの吐息)」から連想して「無垢」という花言葉もつけられました。
カスミソウの花言葉には怖い意味があると思われている方も多いようです。しかし実際のところは、カスミソウの花言葉には怖い意味はありません。
なぜ花言葉に怖いイメージがついたのかというと、お葬式で故人を弔うために贈られる枕花などに、よくカスミソウが用いられるためだと考えられます。
GreenSnapではユーザー約409人にアンケートを取りましたが、カスミソウをもらって嫌な気分になると答えた人は0.2%、もらう相手や状況によっては嫌な気分になると答えた人が7.1%でした。
9割以上の人は、全く気にならないという回答だったので、プレゼント向きのお花ともいえそうですね。
じつはカスミソウの花色には白以外にピンクなどがあり、そのほかにも園芸店には染色した赤や水色などのカスミソウも出回っています。
カスミソウには色ごとに、全般の花言葉とは違う意味の花言葉がついているので、一覧でご紹介します。
白 | 「感謝」「幸福」 |
ピンク | 「切なる願い」「感激」 |
赤 | 「感激」 |
水色 | 「清い心」 |
カスミソウの開花時期は5〜7月の初夏ごろの季節にピークを迎えますが、切り花では周年出回っています。
カスミソウは控えめな花姿なのでどんな季節にもぴったりです。出回り時期を気にせず、その季節に見頃を迎える花と組み合わせてみるのがおすすめです。
最近ではカスミソウだけ花束やブーケも出回っていますが、GreenSnapユーザーへのアンケートの結果、ものたりないと思う人が約6割いることがわかりました。
シンプルでおしゃれだと感じる人がいる一方で、基本的にはバラやガーベラなどの他の花の引き立て役だと考える人が多いので、プレゼントとして贈るときは注意しましょう。
カスミソウといえば花束によく使われるイメージがありますが、花束以外にもいろんなアレンジがあります。
アンケートの結果、花束やブーケについで、リースやアレンジメントがほぼ同率で人気だということがわかりました。
とくにリースは「自分ではつくれないし、飾りやすい」という声も多く、アレンジメントは「手入れいらずで長持ちするから」という意見がありました。
カスミソウの切り花を花瓶に飾るときは、余分な下の葉っぱをすべて取りぞいて、水の中で茎を斜めに切り戻します。
水の量は茎が3〜5cmほど浸かっていれば大丈夫です。その後も浅水にして毎日水を交換し、風通しのいい場所に飾りましょう。水を入れすぎると茎が早く腐って柔くなってしまうので注意。
ちなみにカスミソウとバラはよく一緒に花束になっていることが多いですが、花瓶にいけるときは別々のほうがいいです。バラは深水で飾りますが、カスミソウは浅水で飾るので、じつは相性が悪いのです。
カスミソウと相性がいい、浅水でいける花はこちらです。
花瓶に飾るときは、下にランチョンマットや敷皿の上に飾るのがおすすめです。
カスミソウは茎が細くて花が落ちやすいので、飾っているあいだにポロポロと花が落ちてきます。花瓶の下になにか敷いておくと片付けも楽ですし、落ちた花が目立ちにくいですよ。
カスミソウをリースやスワッグにしてドライフラワーを飾るときは、固定用のドライフラワーのスプレーを活用しましょう。スプレーをかけておくと、花が落ちにくくなり長持ちします。
スプレーはケープなどのハードタイプのヘアスプレーでも代用できます。
じつはカスミソウからは、肥料のアンモニア成分が原因で、独特な香りがします。実際にアンケートでも、「匂いが苦手」「臭い」などの意見も多くいただきました。
この匂いを完全に取り除く方法はありませんが、切り花を飾るときは風通しのいい場所に置いたり、近くに消臭剤を置いておくといいです。
また、ドライフラワーにするときは、香水やフレグランスを吹きかけておくと、かなり匂いが低減しますよ。
カスミソウの名前の由来は、細かく枝分かれした茎の先に多くの白い花をつける様子が、霧のように見えることから来ています。
英語圏では「ベイビーブレス」つまり「赤ちゃん(もしくは愛しい人)の吐息」という名前で呼ばれています。
また、学名のGypsophila(ギプソフィラ)は、カスミソウの花が石膏で作ったように美しい白色をしていたことから、ギリシャの言葉で石膏という意味があるGypsos(ギプソス)と、愛するという意味を持つPhilos(フィロス)という言葉を合わせて、愛する石膏Gypsophila(ギプソフィラ)になったというわけです。
卒業式や結婚式に贈る花束に入れたいカスミソウは、その独特な臭いが特徴的ですが、臭いがあまりしない品種も作られてきているので、お祝いの贈り物にはカスミソウを添えてください。
素敵な花言葉が多いので、贈る側も、もらった側も嬉しくなること間違いなしですよ。
GreenSnap編集部