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トゲトゲした葉と甘い香りが印象的なヒイラギ(柊/柊木)。古くから魔除けの効果があると伝えられており、現在でも節分には柊鰯を飾っている家も多いはず。今回は、そんなヒイラギの花言葉の意味や由来のほか、なぜ魔除けとして使われてきたのかや、名前の由来、種類などについてもご紹介していきます。
甘い香りに誘われてヒイラギに近づいても、葉っぱのトゲが邪魔で、むやみに近づくことができないことから「用心深さ」という花言葉がついたといわれています。
ヒイラギの葉は年数が経つにつれて、葉のトゲがなくなり丸みを帯びた葉になっていきます。トゲがある葉がそのまま維持されるのではなく、将来は別の形に変化する性質が、先のことを見通す見識を意味する「先見の明」につながったと考えられています。
ヒイラギは、キンモクセイに似た甘い香りがする花を咲かせます。この芳香が全てを歓迎しているようだとして「歓迎」という花言葉になったとされています。
トゲトゲしい姿から、ヒイラギは昔より魔除けとしても使われてきました。そのことに由来して「保護」という花言葉がつけられました。
日本では平安時代から、節分には「柊鰯」を飾る習慣がありました。これは、季節の変わり目である節分には鬼が現れるとされて、鰯の臭いと柊のトゲで鬼を追い払おうということから飾られるようになりました。
ヒイラギはトゲトゲした葉を持ち、光沢があります。若木と時は特にトゲが強いがだんだんと減っていきます。
トゲトゲしい見た目ですが、秋には白い花を咲かせます。その花は甘い香りを放ち、キンモクセイの花に似ているといわれます。
ヒイラギは花が終わると、黒い実をつけます。
この実は食べられることもできるようですが、あまり味はせず、おいしくはありません。
ヒイラギは漢字で書くと「木」と「冬」が合わさったものです。冬が訪れると共に花を咲かせる姿から「柊」という名前がつけられたといわれています。
「ヒイラギ」の名前がつく植物がありますが、赤い実をつけるものはモチノキ科、日本に自生しているものはモクセイ科に分類されます。
ヒイラギの代表品種を紹介していきます。
生長していくにつれて緑が増していくのが特徴で、魔除けの効果が高いとされています。
白い斑入りの葉が特徴的で、九州や沖縄に主に自生しています。
クリスマスリースの鉄板といえばヒイラギを使ったリースです。ツリーほど大きくなく場所も取らないためどこにでも飾ることができます。
緑の葉と赤い実がクリスマスカラーで素敵ですよね。いまではショップで買えたり、材料を揃えて自分でも作ることができるので、みなさんもオリジナルのリースを作って、クリスマスを彩ってみてはいかがでしょうか。
GreenSnap編集部