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鮮やかな紫の花を咲かせるサフラン。料理になどにも使われるサフランの実は雌しべで、中央にある赤い3本からしか取れない貴重なスパイスです。また、サフランの花の香りにはリラックス効果があり、昔から愛されてきた香りでもあります。
今回はそんな、美しいサフランの素敵な花言葉の意味や由来、花の特徴や効果効能などについてもご紹介していきます。
サフランの花言葉は「喜び」、「陽気」、「歓喜」、「節度の美」です。
サフランは薬としても活用されており、その効能で気分が良くなることから、また、その香りから明るい印象の花言葉が多いようです。
一方で「過度をつつしめ」や「濫用するな」などのネガティブな捉え方をされかねない花言葉もあります。
明るい印象が多いサフランの花言葉は、やはりその美しい花からだけではなく、薬として効能、香りに由来してつけられたものが多いようです。
一方で、「節度の美」という花言葉は、過度は禁物という意味です。なぜこの花言葉がつけられたかというと、サフランは使いすぎると神経が過敏になり、快楽に陥るということからこの花言葉がつけられたといわれています。
前述の通り、サフランには「過度をつつしめ」「濫用するな」などの、警告とも受け取れる意味合いの花言葉が存在します。
これらの花言葉は、確かに怖いという印象を与えかねませんので、サフランの花言葉を贈るときは、この点に注意したほうがよいでしょう。
古代ギリシャの時代から栽培されていたといわれていて、香料、染料に使われていたそうです。
サフランは栽培記録が紀元前3000年前から残されているほど、古くから人間と密接な関係のある植物です。名前の語源についても諸説あります。
紀元前の段階から、サフランの雌しべが香辛料や染料、薬用、香料などとして利用されていたようで、古代ギリシャではその黄色い色を珍重して王族のみが使えるロイヤルカラーとされていたようです。
ただ日本での歴史は浅く、サフランが伝わってきたのは江戸時代末期。球根の輸入と栽培が試みられたのは明治になってからでした。
サフランの花は10月から11月に咲きます。紫の美しい色をしていて、花の中央には赤い雌しべがあるのが特長的です。花後は細長い葉を伸ばします。
サフランは秋咲きのクロッカスの一種で、アヤメ科のクロッカス属の多年草です。別名、薬用サフランと呼ばれており、観賞用の一般のサフラン(=クロッカス)とは区別されています。
また、外見のよく似た植物にイヌサフランというものがありますが、こちらはユリ科のコルチカム属の植物です。アルカロイドのコルヒチンという毒を含有しているので、間違って服用してしまうと危険です。
サフランは香辛料、染料、生薬、香料など幅広く利用されている植物です。中でもその独特で上品な香りから、香辛料としての価値が高く、スペインのパエリアや南仏でのブイヤベースなどで用いられています。
またサフランには血行促進や通経、鎮静、鎮痙などの作用があるので、冷え性や精神安定、生理不順、風邪の初期症状などに効果が期待できます。また、不眠になる等の副作用があるともいわれています。
サフランの摂取方法としては、香辛料としてだけでなく、ハーブティーもいいでしょう。ただし副作用として、のぼせやほてり、不眠等になる可能性があるので過剰な摂取は控えましょう。
特に妊娠中の方は、子宮収縮作用もあるので避けてください。染料としては、水に浸すと鮮やかな黄色となることから用いられています。
サフランの花はそのまま嗅ぐと漢方薬のような匂いがします。それは雌しべの匂いで、スパイスに使われます。
その雌しべを除けば花自体はバラのような匂いがします。サフランの花は香水の香りの素材として作り出され、アロマオイルでも活用されていますよ。
雌しべと花とで用途が変わってくるサフランは、その効能でも、香りでも人を明るくしてくれることに変わりはありませんね。
GreenSnap編集部