warning
error
success
information
アザミにはたくさんの種類があり、野生のノアザミや栽培種のハナアザミなど、日本でも60種類以上が見られ、多くの人に馴染みのある花です。
そんなアザミにはどのような花言葉があるのでしょう?
ここでは、花言葉に注目しながらアザミの花についてご紹介していきます。
アザミは、イギリスに「厳格」「独立」「善行、恩恵」といった花言葉があり、フランスでは「批評家、文句屋」を意味します。
さて、アザミの花の色別にはどのような花言葉があるのでしょう?
紫のアザミには「厳格」「高貴」「気品」という花言葉があります。
紫のアザミの凛とした立ち姿に似合う花言葉ですね。
白のアザミの花言葉は、「自立心」です。
誰も寄せ付けず、それでいて清楚なイメージもある白いアザミからは、確固たる意志を持った自立心を感じられます。
赤のアザミには、「権威」という花言葉があります。
また、「報復」「復讐」といった花言葉も赤のアザミが持つものです。
赤のアザミの花言葉は、怖いものが多いですね。
青のアザミの花言葉は、「安心」「満足」です。
ポジティブなイメージの花言葉もあってよかったです。
[代表種]ノアザミ
科・属:キク科アザミ属
種類:半耐寒性多年草
生育場所:本州から九州
開花時期:5月~8月
用途:鉢植え、庭植え、切り花
アザミは、昔から日本各地の山野に自生する丈夫な花で、若葉は食べることもできます。
代表種のノアザミの花は筒状花で、花径4センチから5センチほどの花が茎先に上向きに咲き、下部はネバネバしているのが特徴的です。
高さ50センチから80センチほどになり、葉にはトゲがあります。
イギリスには「報復」「厳格」「独立」「善行、恩恵」といった花言葉があります。
「報復」という花言葉は、アザミのトゲによってデンマーク兵を追返したという故事に由来しています。
また、「厳格」は、清教徒の国であるスコットランドの国民性を表しているともいわれます。
「独立」というのは、スコットランドのアザミ勲章「私の邪魔をする者はすべて罰せられる」という格言に由来しているともいわれますし、力強く生きる雑草を表しているともいえます。
「善行」「恩恵」といった花言葉もありますが、これは、地面に粘土を積むとなかなか草は根をおろさないのに、風に乗って飛んできたアザミの種子は平気でそこに根を下ろし、他の雑草も根付きやすい草地へと変貌させることに由来しています。
そして、フランスの花言葉である「批評家」「文句屋」については、トゲがあって周囲からいやがられるような、アザミの姿そのものをあらわしているといわれています。
アザミは北半球に200種類ほどの花があり、日本にも60種類以上があります。
どのような種類のアザミがあるのかご紹介しましょう。
フジアザミは、富士山周辺で多く見られる大型種のアザミで、8月から10月頃に、10センチほどある紅紫色や白の大きな花を下向きに咲かせるのが特徴的です。
また、ゴボウ状の根を土深く伸ばし、根元からでる葉は、長さ60センチ前後で中裂して鋭いトゲがあります。
ハマアザミは、伊豆半島から西の本州や四国、九州といった暖い地域の砂浜で見られる多年草です。
草丈は50センチ前後になり、6月から12月頃に紅紫色の花を咲かせます。
また、葉は厚くツヤツヤしていて強いトゲがあり、根は土深く伸び食べることも可能です。
ウゴアザミは、東北地方の海抜 1000メートルから1500メートルほどの山地で見られるアザミです。
高さが30センチから100センチほどになり、8月頃に小さな淡いピンク色の花を咲かせます。
さて、そんなアザミは食べることもできる植物です。
どこを食べるのかというと、春に出てきた若芽を食べます。
お浸しやみそ汁の具などにするのが一般的ですが、天ぷらにして塩で食べるのもおすすめです。
また、アザミの根っこはよく「ヤマゴボウ」という名で売られていますが、味噌漬けやしょうゆ漬けにして食べることができます。
ここでは、アザミの花言葉に注目しつつ、アザミとはどのような花なのか、またその種類やおすすめの食べ方などについてもご紹介しました。
ぜひ参考にしていただければ幸いです。
GreenSnap編集部