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ポインセチアといえばクリスマスを彩る花として、冬によく出回る鉢花として愛されています。今では白やピンクのポインセチアなど、いろいろな花色が楽しめますが、そもそもなぜポインセチアがクリスマスに飾られるようになったのかご存知でしょうか?
今回はポインセチアの花言葉や色別の意味、そしてクリスマスに飾られるようになった理由などについてご紹介します。
ポインセチアはクリスマスに飾られる花として、クリスマスを意味する「聖夜」や「聖なる願い」「幸運を祈る」「祝福する」などの花言葉がついています。
なぜポインセチアがクリスマスに飾れるようになったかについては、こちらの項目でご紹介しています。
この花言葉がついた由来は、ポインセチアの赤く色づいた葉が、炎のように見えるためだと言われています。
とくに冬になると白い雪景色や花の種類が限られる冬の庭の中で、ポインセチアの赤い葉はとても目立ちますよね。人々はその赤色に情熱的なイメージを抱き、「私の心は燃えている」という花言葉がつきました。
一見赤い葉のイメージと関連性がないように思える花言葉ですが、メキシコの先住民が赤を清純のシンボルとして崇めており、ポインセチアの輝くような赤色からこの花言葉がついたとされています。
もともとポインセチアは赤のものしかなかったのですが、品種改良がおこなわれ、現在では白やピンクなど、さまざまな色のポインセチアが手に入るようになりました。
ここではポインセチアの花言葉を色別にご紹介します。
ポインセチアがクリスマスによく飾られる理由には、ポインセチアの葉や樹液の色に関係しているといわれています。
そもそもクリスマスとはイエス・キリストの生誕祭であり、クリスマスカラーと呼ばれる色にはこのような意味があります。
ポインセチアには苞の赤、葉の緑、樹液の白があり、このことからキリストひいてはクリスマスを讃えるのにぴったりの花として、飾られるようになったのが始まりです。
またそれ以外にも苞の形がベツレヘムの星を連想させることなども関係しているようです。
ポインセチアは、トウダイグサ科トウダイグサ属に属する常緑性低木です。原産はメキシコと中央アメリカで、日本には明治時代に入ってきました。日本では鉢植えで目にすることがほとんどですが、メキシコなどで自生しているものは、2~3mほどにも成長します。
ポインセチアの赤く色づいた部分が花だと思われがちですが、この部分は苞(ほう)と呼ばれるもので、花ではありません。実際の花は、苞(ほう)の中心にあるつぼみのような部分で黄色〜クリーム色をしています。
ポインセチアが赤などに色づくのは、日照時間が関係しています。日照時間が短くなると色づいて花芽ができるので、本来の開花時期は12月から2月ごろ。日本では10月ごろから出回り始めますが、これはわざと暗い場所に置く短日処理を行って、早くから色づかせているためです。
「ポインセチア」という名前は、アメリカ初代駐メキシコ大使であるポインセット氏の名前にちなんで名付けられました。日本には明治時代に伝わり、「猩々木(しょうじょうぼく)」という和名で呼ばれていましたが、現在ではこの和名はほとんど使われていません。
クリスマスを飾る植物として人気のでているポインセチアは、品種改良などが行われて、その種類も増えてきました。
V10はいわゆる定番の多く生産されている園芸品種で、分岐性がよくて落葉しにくい性質を持っています。
ウィンターローズは苞や葉が丸く萎縮したようになっていて、苞が何重にも重なっている品種です。
色づいた部分が八重になっているため、ボリューム感あふれる姿がバラのようにも見えることから、一番人気のある種類となっています。ベルベットのような質感が、とてもゴージャスです。
白を基調に、ピンクがかったマーブル模様の「ウインターローズ・マーブル」もあります。
プリンセチアは日本で品種改良された品種です。サントリーフラワーズによって開発され、2009年にはフラワーオブザイヤー最優秀賞も受賞しました。苞の色はピンクや白などで、薄い桃色の葉と梅の花のような色に染まった葉、二種類の色の葉を一度に見せてくれます。
その見た目がプリンセスのようにかわいらしいことから、「プリンセチア」と名付けられたそうです。
ピンクの中にも、白みを帯びた淡いピンクの「ピンクホワイト」や、ビビットなピンクが華やかな「ホットピンク」、色濃く妖艶なピンクの「ルージュ」など、豊富な種類のピンク。そして、真っ白な「ピュアホワイト」や「クリスタルスノー」。ほんのりとピンクがかった「パール」など、プリンセチアだけでも様々な種類があります。
ジングルベルは、赤の苞に白いまだら模様が入った品種です。赤い苞に雪が舞ったかのような色をしています。赤と白のコントラストがとても素敵で、かなり印象的です。
アイスパンチも赤の苞に白い模様が入った品種です。ジングルベルのような細かなまだら模様ではなく、中心部分が白く色抜きされたような感じで、とてもインパクトがあります。
カルーセルは苞がフリルのようにウェーブがかった葉っぱが特徴的な品種です。ピンクやダークレッドがあります。
落ち着きあるピンク色をしていることから、洋風のデザインの家具と相性が良く、室内を華やかに彩ってくれるインテリアとしても働いてくれます。一風変わったポインセチアが欲しいという人におすすめです。
葉や苞がギザギザととがっている個性的なポインセチアです。苞はピンクで、ところどころクリームがかった白が混ざっています。
珍しい黄色の苞をしたポインセチアです。まさにレモンのようなフレッシュなイエローカラーが特徴で、赤いポインセチアと並べて置くと、コントラストがとても美しいです。
優しくもやわらかな色合いが目を楽しませてくれる品種として人気があります。
赤い葉っぱのポインセチアは、燃える火のように、生命力にあふれる色をしているといわれています。この色は活力をみなぎらせて、物事をいい方向へともっていくパワーを持つ色とされています。
ポインセチアを東の位置に置くことで、仕事運を上げてくれるとされています。
クリスマスの定番、ポインセチア。最近では色々な種類のポインセチアが市場に出回っているので、選ぶのもとても楽しくなってきました。クリスマス気分を盛り上げてくれるだけでなく、相手のことを想う花言葉も素敵な花ですので、クリスマスのプレゼントにもピッタリだと思います。あなたの大事な人にポインセチアを贈ってみませんか?
GreenSnap編集部