warning
error
success
information
夏の花のイメージが強く、鮮やかな花をたくさん咲かせるグラジオラス。豪華なその姿は、夏の花壇の中でも目を引く存在です。今回は、豪華で美しいグラジオラスの花言葉や基本情報、種類などをご紹介します。グラジオラスのことをよく知り、色別の花言葉の意味を理解すれば、グラジオラスを贈る際に役立つでしょう。
グラジオラス全体の花言葉には、「密会」「用心深い」「思い出」「忘却」「挑発」「勝利」などがあります。気になるのは、色別の花言葉です。グラジオラスを贈る際に、色別の花言葉を知っていれば、贈る相手や機会に合わせて色を選ぶことができます。色別の花言葉を確認してみましょう。
一般的な色のイメージでは、白は純粋や純愛、赤は情熱、ピンクはかわいい、紫はミステリアスなイメージがありますが、グラジオラスの色別の花言葉とはかけ離れていますのでご注意ください。贈る相手がグラジオラスの色別の花言葉を知っていると、誤解を招きかねません。母の日ならピンク、恋愛相手や結婚相手に贈るならピンクか紫のグラジオラスが最適です。
もちろん、贈る側も相手も気にしないのであれば、色別の花言葉の意味にこだわることなく、好きな色を選んでも問題ありませんが、念のため、ひとこと説明して渡した方が、後で問題が起きないかもしれませんね。
グラジオラスはアヤメ科トウショウブ属(グラジオラス属)に属する球根植物です。南アフリカが原産地ですが、南アフリカの他、ヨーロッパや西アジアでも自生しています。品種改良により、多くの園芸品種があり、日本でも育てられる品種も多いです。春咲きと夏咲きがありますが、ポピュラーなのは夏咲きで、夏の花壇を彩る花として知られています。
グラジオラスの特徴は、剣のようなとがった葉と、すらりと伸びた花穂と横向きに整然と並ぶいくつもの花です。グラジオラスは、ラテン語で「小さな剣」という意味があり、剣のような葉の形が由来といわれています。花の色は豊富で、白、黄、オレンジ、赤、ピンク、青、紫、緑、複色など色とりどりです。花弁もフリンジ咲き、平弁咲き、反転弁咲き、受け咲きなどがあります。花の大きさも、巨大輪から極小輪咲きまであり、非常に豊富です。豊富な色、咲き方、大きさの花が人気の理由になっています。また、初心者でも育てやすいのも、人気がある理由の1つでしょう。
3月~5月
10月~12月
日当たりのよい場所で育てましょう。鉢植えの場合は、雨のあたらない場所がおすすめです。地植えの場合は、水はけがよい場所で育てましょう。春咲きのグラジオラスは、10月~12月に植えつけるため、冬の防寒対策が必要です。鉢植えなら室内に移動させる、地植えの場合は、ビニールで覆って寒さを防ぎましょう。
6月~10月
3月下旬~7月
鉢植え、地植え共に、日当たりのよい場所で育てましょう。日当たりが悪いと、花が咲きにくくなってしまいます。夏咲きのグラジオラスは、3月下旬~7月に植えつけ、6月~10月に花が咲くため、水切れに注意が必要です。乾燥には比較的強い方ですが、極端に乾燥させると、花がきれいに咲かなくなってしまいますので、気をつけてください。特に成長期には水分が必要なので、十分に水を与えましょう。鉢植えの場合は、土の表面が乾いたらたっぷり水やりをします。開花後は、やや乾燥気味でも大丈夫です。地植えの場合は、バークチップなどでマルチングして、乾燥を防ぎましょう。
グラジオラスの代表的な花言葉である「密会」「用心深い」の由来ですが、古代ヨーロッパにおいて、人目を忍んで会っていた恋人たちが、グラジオラスの花の数で密会の時間を知らせあっていたことが由来といわれています。
「思い出」「忘却」の花言葉はフランスが始まりといわれており、ナポレオン戦争や革命などで国が荒れ、多くの血が流されるという辛い思い出を早く忘れたいことが由来といわれています。
「挑発」「勝利」などの戦いを連想させる花言葉の由来は、グラジオラスの葉の形が剣のような形であることから、戦いをイメージさせたことによるものといわれています。
グラジオラスの種類は非常に多いです。夏咲きのグラジオラスがポピュラーですが、夏咲きのグラジオラスだけでも1,000品種を超えるともいわれています。春咲き、夏咲きの代表的な品種を確認してみましょう。
4月中旬~下旬頃に香りのある白い花を咲かせます。花の中心部分には黄緑色の線が入っているのがポイントです。
ピンク色の美しい花を5月頃に咲かせます。
5月頃に淡いピンク~淡い紫の花を咲かせます。花の色はほとんど白に近いです。
咲かせる花は小ぶりですが、ほかの品種と比べて、耐寒性が強いというメリットを持っています。ナナスには奇抜な色をしたものや、ブロッチが入ったものなどがあります。
茶色や黄色の花色が特徴の品種です。花びらが途中で裂けているので、見る人に豪華な印象を与える珍しい品種です。
長い花穂に花がびっしり咲き、ボリューム感がある品種です。
ラベンダーピンクの美しい花を咲かせます。生長が早いので、植物を育てるのが初めてな方にはおすすめの品種です。
白い花弁に薄い赤の縁取りが入ったきれいな花が人気の品種です。
クリームっぽい白い花をたくさん咲かせます。
真っ赤な大輪の花が特徴的な品種です。
黄色の花を咲かせるグラジオラスは数多くありますが、中でもこのトパーズが最も発色が良いことで人気です。
白い花に赤いブロッチが入っているのが特徴の品種です。サイズは比較的小さいので、プランターで育てるのが良いでしょう。
風水では、春に赤い色の花を咲かせるグラジオラスは、仕事運の向上に効果があるとされており、東に植えれば順調に仕事が進展し、南西に植えれば仕事のツキが安定するとされています。
グラジオラスの花言葉や基本情報、種類などをご紹介しました。グラジオラスは人気が高く、品種が多い花です。品種が多いことから、花の色、咲き方、大きさも豊富で、いろんな花を楽しむことができます。花言葉もグラジオラス全体の花言葉もありますし、色別の花言葉もあります。特に色別の花言葉の意味に注意して、花を贈る相手や機会を考慮して送りましょう。母の日なら、ピンク、恋愛相手や結婚相手にならピンクか紫のグラジオラスが適しています。
ただ、グラジオラスはボリュームのある、きれいな花が魅力の花です。単に美しいグラジオラスを贈りたいのなら、花言葉にとらわれる必要はないでしょう。この場合でも、相手がグラジオラスの色別の花言葉を知っていて、誤解される可能性があるので、念のため、ひとこと説明して渡した方がよいかもしれませんね。
GreenSnap編集部