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春には色とりどりの美しい花が咲き誇りますが、そんな春の花の一つにルピナスがあります。
ルピナスは、藤の花を逆さにしたような花姿をしていることから、別名「ノボリフジ」とか「サカサフジ」とも呼ばれている、花色の豊富な美しい春の花です。
ここでは、そんなルピナスの花言葉に注目しながら、ルピナスの花について詳しくご紹介していきます。
ルピナスには、「どん欲」「想像力」「空想」といった花言葉があります。
また、花色の豊富なルピナスには、色別に花言葉を持っているものもありますのでご紹介しましょう。
白いルピナスの花言葉として、イギリスでは「つねに幸福」という意味があります。
また、ルピナスはその昔、ヨーロッパではビールのつまみにしたり、心を明るくして想像力を高める薬草として食べられていました。
今では牧草として牛が食べているといったこともあり、フランスでは薬草や牧草であることにちなんで、「あなたは私のこころに和らぎを与える」「感謝」という意味を持っています。
黄色のルピナスには「多くの仲間」という花言葉があります。
そのため、黄色のルピナスは大切な友達へのプレゼントとして贈るのにピッタリですね。
青い色のルピナス、ブルーボネットの花言葉は「母性愛」です。
テキサスの荒れ地でも強く育ってくれるブルーボネットには、母なる強さや偉大さを感じることができますね。
[別名]ノボリフジ、タチフジ、サカサフジ
科・属:マメ科ルピヌス属
性質・分類:耐寒性、1年草、多年草
原産地:地中海沿岸、北アメリカ、メキシコ、南米
出回り期:2月~6月
開花時期:4月~6月
用途:花壇、鉢植え
ルピナスは、手のひらのような形をした葉っぱの間から、蝶の形の花が、花穂を咲き上げていくのが特徴的です。
春先から初夏のころまで、美しい花を咲かせてくれます。
ルピナスは日光を好むので、日当たりが良く風通しの良い戸外に置いて育てます。
強い寒さや高温多湿は苦手ですが、日当たりや排水が良ければ、弱い霜には耐えられます。
基本的なお世話としては、鉢土の表面が十分に乾いたら水やりをし、多年草の場合は花が終わったら花穂を切り取ってください。
ルピナスという花の名前には、ギリシア語では「嘆き」という意味があり、これは、「涙が出るほど苦い豆」に由来しています。
また、ルピナスという名前はループス(狼)のようにはびこることを表しています。
そのため、このループスにちなんで、ルピナスには「どん欲」という花言葉があるのです。
ルピナスにはさまざまな種類があり、その数は200種類以上あると言われています。
どのような種類の花があるのか、たくさんある中から主だったものをご紹介しましょう。
ラッセル・ルピナスは、60センチ以上になる大きな花穂が特徴的です。
背丈が高くて花が密に咲くうえ、花色も豊富で美しく、とても見ごたえのある種類の花です。
また、ラッセル・ルピナスを小型に改良した、鉢植え向きの品種にミナレント・ルピナスがあります。
ピクシー・デライトは、北アメリカ原産の耐寒性のある一年草で、花穂は20センチ程度、草丈が40センチ程度と、丈の低い矮性種のルピナスです。
よく枝分かれしてボリューム感も出るので、花壇でもコンテナでも楽しむことができます。
また、ほんのりと香りもあって切り花としても流通しているため、プレゼントとしても人気です。
キバナルピナスは、ヨーロッパ南部や北米原産の一年草で、ハウチワマメ属のルピナスです。
キバナルピナスが日本に入ってきたのは明治時代のことで、当時は肥料作物として入ってきました。
わずかに甘い香りがあるのが特徴的で、その名のとおり鮮やかな黄色い花を咲かせ、見た目にも美しいことから、肥料作物としてだけでなく花壇でも楽しまれています。
花壇に植えたとしても、花が終わった後にすき込んで、緑肥として利用することが可能です。
南ヨーロッパ原産のカサバルピナスは、草丈が60センチから80センくらいあります。
鮮やかなブルーの花弁の先が白くなっていて、そのコントラストが美しい花です。
また、全体にやわらかな毛で覆われているのも特徴的です。
葉っぱの先が下を向いているため、まるで傘のように見えることからカサバ(傘葉)ルピナスと呼ばれています。
ルピナス・ラピュアは小ぶりで色も美しく、たくさんの花が咲き上がることから、人気のある種類のルピナスです。
低温が続くとゆっくり咲き上がるため、花持ちが良く長く楽しむことができます。
寄せ植えにもおすすめです。
ここでは、ルピナスの花言葉に注目しつながら、ルピナスの花について詳しくご紹介しました。
ルピナスの花は、花色豊富でたくさんの種類があります。
ルピナスの花言葉は、「どん欲」「空想」といったものですが、白いルピナスには「つねに幸福」「感謝」という意味があったり、黄色のルピナスには「多くの仲間」といった意味もあるため、気持ちを伝えられるプレゼントとしてもおすすめできる花です。
種類によっては香りのあるものや、切り花に向いている小ぶりなものもあるので、贈られて嬉しい花の一つだといえます。
ぜひ本記事を参考に、大切な人へルピナスの花を贈ってみませんか。
GreenSnap編集部