warning
error
success
information
年の瀬になるとスーパーなどでも福寿草が売られるようになる、ポピュラーな草花の福寿草。福寿草と同じく、縁起のよい花として南天(なんてん)も一緒に飾られることが多いです。
南天は「難を転じる」という意味があります。福寿草と合わせると「難を転じて福となす」という意味になります。なんとも縁起が良いかけ合わせ方ですよね。
この記事では、福寿草の花言葉を中心に、種類などご紹介します。
[別名]元日草(ガンジツソウ)
科・属:キンポウゲ科フクジュソウ属
性質・分類:多年草、山野草
原産地:シベリア、日本、中国、朝鮮半島
出回り期:1月~3月(最盛時期は2月)
開花時期:2月~3月(花持ち期間は10~14日程度)
用途:
福寿草は日本では黄色い花が一般的ですが、赤色、白色、緑色などの花を咲かせる種類も存在します。シベリア~東アジア、日本では北海道~本州の山林に自生する多年草で、冬から春にお椀型の花を咲かせます。山野の落葉樹の下などで自生しています。
ゴボウのような根を多数持っていて毒性があります。強心作用、利尿作用があり民間薬として使われることもありますが、毒性が強く一般人の利用は危険とされています。
漢字の福寿草は「幸福」と「長寿」を意味し、正月を祝う花として名付けらています。
福寿草の全般的な花言葉は、「幸福」「祝福」「幸せを招く」「永久の幸福」「回想」「思い出」「悲しき思い出」という意味を持っています。
「福」「寿」と縁起の良い漢字表記からもその花言葉のポジティブな意味が感じ取れます。色別の花言葉の意味の違いはありません。
ここでは福寿草の代表的な花言葉をご紹介します。
福寿草は縁起の良い花で、お正月を祝う花として欠かせない存在です。旧暦の元日頃に花を咲かせます。年が明けて最初に咲く花なので、福を招く花とされてきました。福寿草という名前には「幸福」と「長寿」の意味が込められているそうです。
長寿の「寿」の漢字から連想して付いた花言葉です。長生きすると、思い出を回想し、幸せな気持ちになる。そういった花言葉の意味合いになります。ご年配の人へのプレゼントにも良さそうですね。
ギリシャ神話に由来する、ネガティブな意味が存在します。ここでは、このネガティブな花言葉をご紹介します。
愛と美の女神アフロディーテと一人の少年のギリシャ神話です。一人の少年とは、アフロディーテに愛されていた、美少年アドニスです。アドニスは狩りをしているとき、猪に突かれて、血を流し死んでしまいます。アドニスの流した血から、真っ赤な花が咲き、それを福寿草の学名「アドニス」と名付けました。この神話が由来している花言葉なのです。
まるで夕日が透けた様な色を持つ秩父紅は、紅花とも呼ばれています。
花びらの形も心持ち丸めで、フクジュソウとはまた違った美しさや魅力を持った品種です。
福寿草は黄色の花が一般的ですが、江戸時代から園芸品種が多数開発され、白色、紫色、オレンジ色などあり、花形も一重、八重、万八重と種類があります。ここでは、福寿草の代表的な種類をご紹介します。
福寿草といえば一般的にこの品種のことを指します。丈夫で育てやすく園芸初心者にもおすすめです。鉢植えや庭植えで育てることができます。
まるで夕日が透けた様な紅色の花を咲かせる種類です。別名「紅花」とも呼ばれます。花びらの形も心持ち丸めとなっています。
黄色い花を咲かせ、花びらの先端がオレンジ色になります。中国北部・朝鮮半島および東北から九州の一部に分布する種類です。
撫子弁(切れ込みが花弁の縁にある)を持った福寿草です。見た目もナデシコに似ていることからこの名前が付けられました。
白花と呼ばれ、淡いクリーム色の花色が珍しい種類。マニアの間で実生品が流通している。
福寿草は名前からしてもとても縁起の良い植物で、花言葉も縁起の良いものばかりです。
南天とのコラボでさらに良いメッセージを持たせると良いでしょう。
福寿草の花言葉の意味とともに、是非新春のプレゼントに選んでみてはいかがでしょうか?
GreenSnap編集部