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美しいアネモネの花は、最近ではブーケなどにもよく取り入れられていますが、じつは花言葉に怖い意味があることをご存知でしょうか。
この記事では、GreenSnapユーザー約650人にとったアンケート結果を踏まえながら、アネモネの花言葉についてご紹介します!
アネモネの花言葉は「はかない恋」「恋の苦しみ」「見放された」「見捨てられた」という意味があります。
この花言葉はギリシャ神話にある、愛と美の女神アフロディテとアドニスという少年の悲恋が由来です。アフロディテの忠告を聞き入れなかった結果、死んでしまったアドニスへの悲しみからこのような花言葉がつけられました。
花言葉の由来となったギリシャ神話
愛と美の女神アフロディテはある日、誤って恋のキューピッドの矢を受け、アドニスという美しい少年に恋をしました。
アフロディーテはアドニスに出会ってから、彼と一緒に野山を駆け回りずっと一緒に過ごしました。しかしあるとき、悲劇がおきます。
アフロディーテから「狼や猪には近づかないように」と諭されていたアドニスが、若さ故の無謀さからか獰猛な猪に挑んでしまったのです。
アドニスを脇腹を猪の牙が裂き、息も絶え絶えな彼を抱きかかえたアフロディーテは、アドニスが流した血に神酒ネクターを注ぎました。
すると血が泡立ち、美しい真っ赤な花を咲かせたのです。
先述のとおり、アネモネは全般の花言葉を見ると、失恋を連想するような少し怖い意味の花言葉を持っています。
ですがアネモネはその美しさから、花束やブーケにも人気のお花ですよね。そうなると気になるのは、アネモネを誰かにプレゼントするときです。
そこでGreenSnapでは約650人にアンケートをとり、実際にアネモネの花をもらった時の感想を調査しました。
「アネモネの花をもらって花言葉を知ったとき、嫌な気分になりますか?」というアンケートの結果は下記になりました!
アンケートから約半数の人がネガティブな感情を持つことがわかりましたね。意外と多くの方がアネモネの怖く不吉な花言葉を気にするようです。
とはいえ、こんな意見をよせてくれたユーザーもいました。
たしかに、誰かに贈るときは花束のメインのお花ではなく、彩りの一つとして加えるのならいいかもしれませんね。
また、アネモネには毒があるので、花束を贈るときや、自身で飾るときには注意が必要です。
アネモネは茎を切ったときに出る液の中に、肌に炎症を起こすプロトアネモニンという有毒な成分を含んでいます。
誰かに花束として贈るときは必ず下記の点を伝えましょう。
アネモネ全般には少し怖い花言葉がありますが、じつはアネモネの花言葉には色別にもついていて、色別の花言葉には前向きな意味がついているんですよ。
赤 | 「君を愛する」 |
白 | 「期待」「希望」「真実」 |
ピンク | 「待望」「待ち望む」 |
紫 | 「あなたを信じて待つ」 |
青 | 「あなたを信じて待つ」 |
とくに「赤色のアネモネ」は愛情表現の贈り物としてふさわしい花言葉がついていますね。もしアネモネの花を大切な人に贈るなら、赤色を選ぶといいかもしれません。
アネモネの花をもらったときや、自宅でアネモネを育てていると言う方は、長く美しく飾りたいですよね。
そこでGreenSnapユーザーに、アネモネの花を飾るときに実践しているコツを教えてもらいました!
じつはアネモネの花は光と温度に敏感に反応する特徴があります。少しの光に反応して朝になると開き、夜になると閉じるのです。それを繰り返しながら、最後には花が反り返るように開いて散っていきます。
暖かい場所に飾ると花が開閉せずに、すぐに散ってしまうので要注意です。アネモネの切り花を飾るときは、必ず日光を避けた涼しい場所に飾りましょう。
また、アネモネは茎が空洞で腐りやすいので、浅水といって花瓶の水は少なめに管理するのがポイント。茎が1〜2cmつかっていればOKです。もちろんできれば毎日水換えをしたほうが長持ちします。
アネモネは花径が大きくて重たいので、頭がもたげてしまって、魅力的な花央が隠れてしまいます。
それを防ぐためにも、アネモネの花首の下に配置できるようなしっかりした花を組み合わせるといいですよ。とくにカスミソウは出回り時期も一緒ですし、アネモネを引き立ててくれる名脇役なので人気のようです。
延命剤をいれて飾ったという声も多かったですが、スポーツドリンクをいれて長持ちするように工夫する方法もあるようです。
そもそも花が開くエネルギーとなるのは糖分です。
他にも砂糖をいれる方法もあるようですが、スポーツドリンクには糖分の他にも金属イオンが含まれており、これが花の劣化原因となるエチレンガスを抑制するため、スポーツドリンクのほうが理にかなっているんですね。
延命剤がないときは、スポーツドリンクで代用するのもありかもしれません。
アネモネの花を長く美しく飾るコツ
アネモネは春の季節に見頃を迎える秋植え球根植物です。
開花時期はだいたい3〜5月ごろですが、ブーケや花束などに使われる切り花は12月〜4月ごろに出回っています。
もしアネモネを花壇で咲かせたいのなら、秋ごろに植えるといいですよ。アネモネは秋に植えて冬の寒さにあてることで、春の季節になると一茎に一輪花を咲かせます。
大輪で可憐な姿が特徴的で、耐寒性が強いので初心者でも育てやすいです。秋植え球根の中では花持ちが良く、寄せ植えや切り花など、使い勝手がよいのも人気の理由の一つですね。
アネモネの花の名前は、ギリシャ語で風を意味する「anemos」が由来です。
風(アネモス)が花を咲かせても、次の風が花を散らせるこの花の命の儚さと、亡くなった恋人アドニスの命の儚さにちなんで「風の花(アネモネ)」と名付けられた、とされています。
アネモネは北半球を中心に100種類以上が分布しており、日本で自生している種類も10数種類あります。一般的には、アネモネというと、コロナリアという品種改良された品種をさします。
花の色は赤やピンク、黄、白、紫などがあり、花の咲き方も一重や八重、矮星種などあります。
一重咲きのアネモネは、シンプルで凛とした印象を与えます。ポピーに似た大きな花をつける「デカーン」や「ポルト」、「モナリザ」など人気品種です。
八重咲きのアネモネは、ゴージャスな印象を与えます。「モナーク」、細い花弁がたくさんある「セントブリジット」などが人気品種です。
この記事では、アネモネの怖い花言葉や、色別の花言葉などをご紹介しました。
アンケートの結果では、半数の方がアネモネの花言葉にネガティブな感情を抱くことがわかりましたが、赤いアネモネの花言葉は、「君を愛す」という意味になっているので、アネモネの花全般に怖い意味があっても赤色のアネモネなら贈り物にもぴったりです。
花持ちも良く、園芸用にもフラワーアレンジにも、一輪挿しにも利用できますので、春のギフトとてプレゼントしてみてはいかがでしょうか?
GreenSnap編集部